レ・ミゼラブル(2012)のレビュー・感想・評価
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Les Misérables
ミュージカルの傑作と謳われるだけあって脚本がしっかりしてるから映画になっても崩れることなく美しく仕上がってる☆涙なくしては観られない♬キャストも皆歌えるし、特にÉponineの"On My Own"が胸に刺さります。素晴らしい演技と歌声に拍手!!
涙がとまらねー
信仰を持たない人がつくった映画
これは信仰の世界を知らない人たちが作った信仰を持たない人たちのための映画です。
信仰を持った人間の目からすれば、「あー、これは信仰を持ってない人が作った映画だなー。」とすぐ分かります。
恐らく信仰の世界を想像で作ったんでしょう。
世の中には信仰の世界を扱ったすばらしい映画がたくさんあります。「ベン・ハー」「ブラザー・サン・シスター・ムーン」「オー!ゴッド」「プリンス・オブ・エジプト」などなど。
また、信仰を扱った映画ではないのに、非常に信仰の世界を彷彿とさせる映画も多々あります。
でも、この映画は違いました。
ただのヒューマニズムの映画でした。
「神の愛」「許し」など信仰の世界とは全く関係ないお話でした。
なので申し訳ないですが、私にとっては非常に冷めた気持ちになる映画でしかありませんでした。
もし私が信仰を持った人間でなければ、まーもうちょっと感情移入できたかもしれませんが・・・。
違和感だらけのさむっ!
はっきり言って違和感だらけ
映画じゃない
皆がほとんどのセリフを歌い出す始末
寒すぎる映画
さむっ!
がこの映画の感想
ミュージカルを観たければミュージカルに行くからわざわざ映画でミュージカルを押し付けてくる意味がわからない
また原作を読んでいるかミュージカルを何度か観ていないと速すぎるのとはしょりまくりでストーリーがよくわからない
映画として致命的としか言えない
前田敦子が何回も観て泣いたとかの宣伝も辟易
アイドルであって映画を何百と観たわけでもない前田敦子に映画の何がわかるのかも疑問
全てが期待はずれの違和感だらけの寒すぎる気持ち悪い映画
クロウが歌い出すのも陳腐で失笑
世界観の作り込みのみはしっかりしてる
観客置き去りで監督と役者が酔いしれてる違和感だらけの寒い映画
ミュージカル好きには
完璧が過ぎる
報われる瞬間
私は誰だ? ジャン・バルジャンだ
映画「レ・ミゼラブル」(トム・フーパー監督)から。
有名作品のミュージカルを、さらに映画化となると、
評価が分かれるのではないだろうか。
戦いで死にそうになっても、リズムある台詞があり、
ラストシーン、死ぬ瞬間まで、メロディで台詞を口にする。
私には、やや違和感を感じてしまったのは残念だ。
しかし、だからこそミュージカルらしいシーンを紹介しておく。
「今、世界の色は、日々塗り替えられている」と呟き、
リズムに合わせて、革命に燃える若者が歌うシーン。
「レッド、怒れる民衆の血。ブラック、弾圧の過去。
レッド、新世界の夜明け。ブラック、長かった夜の終わり」
それに比べ「恋の虜に」なってしまった若者は、こう歌う。
「一瞬の光で、世界は変わると、
正しさが悪にみえて、悪が正しくみえるだろう」
「レッド、僕の燃える魂。ブラック、彼女のいないむなしさ。
レッド、希望の色。ブラック、絶望の色」
同じ色なのに、こんなにもイメージが違うのか、と
鑑賞後、メモを振り返り、思わず苦笑いした。
「私は誰だ? ジャン・バルジャンだ」
「私は誰だ? あなたはジャン・バルジャン」
常に、自問自答している主人公のジャン・バルジャンが、
強く印象に残った作品であった。
映画と舞台の奇跡的な融合
結論からいうと、素晴らしい作品です。
これまでミュージカル映画は普通の映画と進行自体が異なるため、基本避けていました。
はじめにこの映画に興味を持ったのは劇場での予告編。アンハサウェイの歌声に乗せ映像が回想シーンのごとく流れる、余計なテロップは極力排除された作りで、歌と、映像美が際立っていました。その時点で「…これ観た方が良いかも」と思わせてくれました(ある意味予告編に感謝です)。
実際、面食らいました。曲の素晴らしさ、キャストの迫力ある演技、製作者側の本気を感じました。もちろん泣きました。
でも、ミュージカル映画に不慣れな私は「歌が長い」とも感じました。
2回目を見に行ったとき、1回目よりも感動しました。そしてよりその世界に没頭でき、歌も全然長く感じませんでした。不思議ですね~。
舞台を映画化すると蛇足が増えたり、映画を舞台化するとオリジナルのイメージと乖離したりしてしまうことが多いように感じます。
でも、この作品は本当に舞台をそのまま映画という産業に舞台の感動を伝えたいという思いで移植された、そんな気がします。
映画化へのアレンジをキャメロン・マッキントッシュらと思いを共有し作った結果でしょうか。
そしてほかのレビュアーさんもおっしゃっていますが、現代においておざなりにされている、生きることへの想い、誰か・何かを命を懸けて守ること、など大事な、哲学的な気づきを与えてくれます。
先入観を捨て、ぜひご覧になってください。
ありがとう映画化
このふた月間に帝国劇場で4回(まだあと2回観る)。6月21日の解禁と同時にBD2泊3日のレンタルで本編5回+特典2回観て後ろ髪曳かれつつ返却。
レミゼホリックな私の、
これは個人的な備忘録。
【冒頭】
囚人バルジャンに旗を持って来させてその怪力振りをジャベールが目撃する展開。
舞台にはないこのシーンは、その後に馬車を持ち上げる時の市長バルジャンをジャベが疑う自然な流れを作ってくれて拍手!
【工場】
ファンテーヌと女達のいざこざを放置して、その場を工場長に任せて居なくなる市長バルジャン。
舞台では、ジャベールが訪ねて来ておらず。なので何でファンテーヌを助けずにほったらかしで行っちゃうの?無関心で冷たい市長っていつも思ってた。
だから映画で上から覗くジャベールに気づいて、気もそぞろになり思わず立ち去るバルジャンは、なるほど、これなら納得!この時の後悔がコゼットを守り抜く思いへと繋がるんだと膝を打つ思い。
【夢やぶれて】
髪を刈られ、身を売ってから絶望のどん底で、吐き出すように歌うのが映画。
でも、舞台では工場をクビにされてからすぐ歌う。
落ちるとこまで落ちて絶望を歌う映画。
夢は輝いてたと振り返りつつも過去との決別を歌う舞台。
歌う順が変わり、ファンテーヌの境遇はより惨めさが際立った。
お話の運びは確かにこの方が良いのでしょう。
皆さんも泣くポイントでしょう。
でもね、夢やぶれては、あんなにも吐き出しすように歌って欲しくないの。という、ミュージカルファンとして敢えて舞台に軍配。
舞台の新演出では、ファンテーヌの歌い方がやや強くなった。
でもそれは絶望ではなく、どんな運命でも今、受け止めて生きてやる、という開き直った母の強さだと思う。
【ジャベールの背景】
映画で一番の収穫は、ジャベールが監獄で生まれたとはっきり歌った事。
もちろん、舞台でも同じ歌詞を歌っている。
ただその歌詞はバルジャンの違う歌詞と重なりハッキリとは聞き取れないのだ。
映画ではその大切な部分はジャベールが一人歌う。
これは本当に正しい。
ジャベールがなぜバルジャンに固執するのか。
ひとつ間違えば自分も囚人バルジャンだったのだ。でも自分は負けなかった。
だからこそバルジャンが許せない。我こそ正義。法こそ全て。
ジャベールの背景を知り、自殺する彼に寄り添える。
映画ではガブローシュの亡きがらに勲章を着けてやるジャベール。
偏執的な面が減り、より人間性が増した。
俄然ジャベールが好きになった。映画のおかげで舞台のジャベールの最期にも熱い思いを込めて観るようになった。
【マリウスとコゼットの恋】
アマンダのコゼットは舞台旧演出のフランス人形のようなキャラクターから、全身で喜びを表現してとても魅力的になった。マリウスがこんなにも夢中になるのももっともに思える。
だからエポニーヌとの三角関係がより切ない。
二人の逢瀬を手伝うエポニーヌの、彼に捧げる笑顔と悲しみが入り混じる表情は、さすがに25周年のレミゼラブル記念コンサートに呼ばれた舞台女優。
映画ではアン・ハサウェーが世間の高い評価を受けたけど、私は断然、エポニーヌを演じたサマンサ・バーンズを推す!
いつかイギリスのウエストエンドでレミゼラブルを観る時は必ず彼女で観たい!
だから「恵みの雨」が短くなったのは残念。
映画だと舞台の常識は通用しないのか。
冗長になるからとガブローシュのソロも短くティナルディエの下水道に至ってはバッサリ失くなった。
映画のリアル感には時々辟易。下水道は汚すぎてちょっと。宿屋もね。コミカルで笑えるシーンも汚すぎだと暗くなる。
【バリケードについて】
なんであんなにも小さいのか?舞台のものより小さい。実際、貧民街はあんな狭い通りしかなかったのだろう。
でもそこは映画的嘘をつくべき所でしょうが。舞台のような制約もなく作れるんだから。
映画ではアンジョルラスの輝きが減ったようで寂しいかった。あそこじゃアンジョルラスが死ねない。死に様は大切な見せ場だったのに。
新演出の舞台までもあのシーンが全面変更でもう唖然だった。
文句も言うけど、映画になってより解りやすくなった所あるよ、ありがとう。
そこは本筋じゃないけど大事な場面、でも変えたんだっていう所も。でも仕方ないんだ、たくさんの人に観て貰いたいから。
映画を入り口に舞台も観てほしいから。
よくぞ映画にしてくれました。ありがとう。
トム・フーパー監督はBDのコメンタリーの中で泣く泣く切ったと話していた。いつか切る前のディレクターズカット版の発売を熱烈待望!たとえ4時間超えてもいいね!って言うと約束します!
7400円でやっとおなかイッパイ
ミュージカル映画として文句なく素晴らしい
公開前の盛り上がりがすさまじかったので見に行った。
ミュージカル映画として大変素晴らしいと思う。
世界的名作が原作だけあって、ストーリーも登場人物の設定も扱っているテーマも深くてよい。大人の鑑賞にたえうると思う。
音楽もいい。ラストの合唱には人間の根底にある自由への渇望がひしひしと伝わってきて、劇場を出たあともしばらく余韻に浸っていた。
また、出演者それぞれのソロも感情と音楽性が見事に融合し、俳優魂を感じた。方々で絶賛されているアン・ハサウェイの"夢やぶれて”は記憶に残るものだった。
ミュージカル映画が苦手な人には、やはりきついかもしれない。セリフが全て音楽付きという特殊な状況に堪えられれば一見の価値はあると思う。
劇場には年配、中年の人の姿も多く、終わりにはあちこちからすすり泣く声が聞こえた。色んな人生を乗り越えてきた先輩諸氏にこそより強く響く何かがあるのかもしれない。
思い出すだけで胸がいっぱいになる
個人的にミュージカル映画が苦手なので、公開当初は敬遠していた作品でした。
しかし、観た人が皆「泣けた」というので、興味の方が勝り劇場へ観に行きました。
アン・ハサウェイが助演女優賞を受賞しましたが、私が一番印象に残っているのはサマンサ・バークス演じるエポニーヌです。
彼女は舞台でもエポニーヌを演じていた経験もあるからか、完全に役にハマっていました。
表情も全て切なくて、涙なしでは見る事が出来なかった。
映画を観た後、登場人物の事を考えると胸が苦しくなるという経験を今までした事がありませんでしたが、今回初めてそんな気持ちになりました。
ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、アマンダ・サイフリッドなどどの年代でも楽しめそうな超がつくほどの豪華メンバーがキャスティングされていますが、本当にどの役も素晴らしかったです。
ファンティーヌの歌うi dreamed a dreamは想像以上に素晴らしく、しばらく何度も聞いていました。
アン・ハサウェイは『プラダを着た悪魔』から随分変わりました。
アカデミー賞受賞も納得です。
「誰かのために生きる」という気持ちが現代では欠けているという事をこの映画を鑑賞して気付きました。
こういった気持ちは忘れずにいたいです。
決して幸せな事ばかりが溢れている作品ではないけれど、観終わった後何故か心が暖かくなるので多くの人に観てもらいたいと思いました。
私は、このレビューを書いている今でも数々のシーンを思い出して涙しそうになります。
もうすぐブルーレイとDVDも発売です。
心に残る
2か月程前に劇場で観ました。
普段、ミュージカルとか観ないので、
上映中は一つの心境を歌で長々と歌いあげる感じや、
直前まで思いっきり熱唱していた人が突然衰弱死(?)する姿に「ちょwwおいおいwww」といった感じで若干冷めた目で観ていました。
しかし、観終わって数か月たった今でも、いくつかの場面が頭の中に蘇ることがあり、
レンタルが開始したらもう一度観てみようとも考えているので、何だかんだで曲や役者さんたちの熱唱が心の中に余韻を残しているみたいです。
ちなみに、一番印象に残っているのは、やはりエポニーヌです。健気すぎます。
報われてほしかった(;_:)
いつの間に・・・・
酷評側ですがシナリオは素晴らしい
まず、最初に言いたいことは、レミゼの原作、舞台、つまり元としてのものそのものは大変素晴らしかったという事。
物語が実に良い。映画を観てからうなってしまい、レミゼファンに話を聞いたが騒がれるだけある。それから舞台を観た。
映画をみて感動した皆さんも、おそらく物語が、役者が、素晴らしかったという点だろう。それは私も同感です。
しかし、これは映画。映像として観た結果、少しばかり酷評になりました。
映画は、観るもの。どんなにこだわっても最初に入るポイントは目。映像です。
絵が非常に退屈だった。
私だって感動したかったさ!!!!!笑
ミュージカルとは音楽を交えた物語なのだから歌って当然。しかし、歌が長い、なんでも歌えばいいと言う物ではない。そう感じさせるのは、絵の繋ぎがよくない、動きが無い、飽きてしまうのだ。
それらを改善しようという試みが見られなかった。イライラが募ってしまった。
もちろん、舞台が元の映画は存在するが、きっと魅せ方の違いではないだろうか。
せっかくの役者の名演技、どうしてこんなにもつまらなくみせてしまったのか、気になって仕方が無い。
どうしてこうなってしまったのか…。
ちなみに、アンハサウェイとラストはぽろりとしたが、
同時に、長かった、やっと終わった、と思ってしまった自分が悲しい。
それにしても、役者の演技と歌唱力は凄まじかった。
衣装、舞台、どれも素晴らしかった。
あそこまで完璧で、どうして一番大切なところがああなってしまったのか。
物語と役者に罪は無い、映画の映像としての力があまりに感じられない作品であったと思う。歌で泣いたのは久しぶりでした。
泣かされる映画
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