「人生に悩んだ時にみてほしい」レ・ミゼラブル(2012) めるさんの映画レビュー(感想・評価)
人生に悩んだ時にみてほしい
今回リバイバル上映にて鑑賞。毎度のとこながら感激😭😭この作品をまた映画館で観られるなんて!
公開当時、色々と悩んでいることがあり落ち込んでいたがこの映画を観て随分と励まされた。当時鑑賞後、劇場で拍手がおきた数少ない映画の一つ。余談やけど、私ミュージカル映画は苦手分野。やけど、この作品は不思議と抵抗なく観られるし、ほんまに心に残る名作やと思っている。
ジャンバルジャンは盗んだ罪で19年厳しい牢獄生活を送る。仮出所後も、服役をしていたという事実が更正を阻むがとある出来事により人生をやり直すこととなる。
バルジャンは自らの罪と向き合うために人を助け、人生を全うしようとする。この映画、本当の悪人は1人もいないと思う。ジャベールも警察官としての使命を全うしようとしてたわけやし。パンのために戦うというセリフもあったが、不自由なあの時代の中でそれぞれが自分の使命と向き合い必死に戦う。時代は違えど様々なしがらみのなかで生きている現代人にも共感できることが多々あり、多くの人の心に残る名作になったんやろうなと思う。
今改めて観るとこれでもか!というくらいの豪華キャスト。アンハサウェイ、出演シーンが少ないにも関わらずあのインパクト。自らの苦しみを歌うシーンは毎回涙がこみあげてくる。ほんまに豪華な出演陣の中でも私的に印象的やったのはエポニーヌ演じたサマンサバークス。雨の中でのシーンはこれまた込み上げてくるものが…歌唱力も出演陣の中でトップでは?と思った。ラッセルクロウって意識したことなかったけどいい声やな〜。
なんや、歌下手くそやな〜って出演者1人もいないのでその点はご安心を!!
長い映画やけど、映画館で観る今年最後の一本としてはふさわしい!!ぜひ大スクリーンで観てください!