「ヒュー・ジャックマンよ、永遠なれ。」レ・ミゼラブル(2012) 智哉さんの映画レビュー(感想・評価)
ヒュー・ジャックマンよ、永遠なれ。
ミュージカルは嫌いや。
説明ゼリフにメロディを付けて歌って、物語のリアリティを削ぐようなマネをして、何が面白い?
そんな拒絶反応を持ったままこの映画を鑑賞したが、それでも終盤のジャン・バルジャンが天に召されるシーンには、どうしても涙を禁じ得なかった。
個人的な第一感で言うなら、プロレスラーが総合格闘技のリングに立つのと同じくらい、ナンセンスな理屈がこの作品には当てはまる。
ミュージカルか映画か、ハッキリしろ!
その線引きの曖昧さを浄化と至福と感動に結び付けたのは、ひとえにキャストのポテンシャル以外の何ものでもない。
ヒュー・ジャックマンが主演で、ホンマに良かったね。
いきなり歌い出したりせず、ちゃんとした映画で、この作品を味わいたかった。
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