「どんより・・・」脳男 AKIRAさんの映画レビュー(感想・評価)
どんより・・・
優れた身体能力と頭脳を持ちながら、
生まれつき感情を持たない通称"脳男"を、
生田斗真が、
目の奥に哀しみを宿しながら体現。
観ていてツラくなるほどの存在感で強く印象に残る。
映画そのものは
アクションシーンの臨場感が目を惹く程度で、
だらだらとしたスピードのドラマパートが平板。
緊張感にも乏しくて奥深い絶望が届いてこない。
終盤、
先生と刑事が直面する無力感が半端なくて、どんより。
それだけが全身を満たして疲れる。
非道ばかりが目立っていてイヤな感じ。
"脳男"に救いを・・・
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