花より男子（1997）

解説

ミュージカルの舞台に立つことを夢みる少女のロマンティック・サクセスストーリー・アニメ。監督は「DRAGON BALL　最強への道」の山内重保。「マーガレット」に連載中の神尾葉子による同名コミックを、「ご近所物語」の影山由美が物語の舞台をニューヨークに移して大胆に脚色。撮影を「ご近所物語」の吉野和宏が担当している。尚、本作品は「'97春東映アニメフェア」の中の1本として公開された。

1997年製作／30分／日本
配給：東映
劇場公開日：1997年3月8日

ストーリー

ニューヨーク。雑用係をしながらミュージカルの舞台に立つことを夢みているアクターズ・プロダクションの研究生・牧野つくしは、不注意から同じプロダクションのスタア・道明寺司を怒らせてしまった。若手作曲家・花沢類に納められその場は事なきを得るが、以来何かと道明寺たちに目をつけられるようになる。そんなある日、稽古中にヒロイン役の桜子が大怪我を負って降板を余儀なくされた。道明寺は、その代役を選ぶ為つくしを踊らせてみるが、彼女はうまく踊ることが出来なかった。チャンスを逃がし、落ち込むつくし。そんな彼女を影から応援してくれたのは、類だった。類への気持ちを励みにレッスンに打ち込もうとするつくしは、しかし類がクラシックバレエ界のプリマドンナ・静とキスしている所を目撃。希望を失い、ステージを去ろうと考えるようになる。ところが、彼女の実力を見抜いていた類と道明寺のお陰で、つくしはヒロインの役を掴むことに成功し、華やかな舞台で踊る夢が叶うのだった。