予感

劇場公開日:

解説

オオヤユウスケ(ポラリス)、原田郁子(クラムボン)、永積タカシ(ハナレグミ)からなるバンド、ohana(オハナ)。その三人が主演して、映画のようなプロモーション・ヴィデオを撮ってみたいというところから始まったショート・ムーヴィーだ。三人の演じる人物たちがそれぞれに感じる恋の始まりの『予感』を叙情的に描き出している。出演者は他に竹中直人、石井苗子、大森南朋、貴地谷しほりなど。監督は「やわらかい生活」の廣木隆一だ。

2005年製作/51分/日本
配給:スローラーナー
劇場公開日:2006年4月29日

ストーリー

レコードのプレス工場で働くハナ(原田郁子)の趣味は人間観察だった。ある日、ハナは工場の社長と奥さんが倒産について話しているのを聞いてしまう。さらに奥さんの手には離婚届が……その時初めて知った社長の哀しみ。傍観者だったはずのハナの気持ちは揺れ動く。家庭教師の花田(オオヤユウスケ)は、教えている女子高生の姉と付き合っていた。それを知らない女子高生は、ある日花田に自分の思いを伝えた。女子高生と姉の間で切なく揺れ動く花田の恋心。漫画家の花太郎(永積タカシ)は長屋で一人暮らし。隣の変人オヤジの元に通ってくる美女の存在が気になっていた。ある日、花太郎はオヤジと美女の別れ話を盗み聞きしてしまう。「なんでここにいていいよ、って言ってくれないの」という美女の悲痛な叫び。それを聞いた花太郎は部屋を飛び出した美女を追い、抱きしめ、「ここにいろよ」と言った。3人はそれぞれ恋の始まりを予感するのだった……。

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