明るい部屋

解説

自殺した妻とその夫、住み込みの若い家政婦の奇妙な関係を描いた中篇ドラマ。監督・脚本は合田典彦。撮影を西村晋也、「夕陽」の中井友昭、千田一恵、福島憲一郎が担当している。主演は、「姉妹OL　抱きしめたい」の伊藤猛と「溺れる魚」の小山田サユリ。映画美学校の学生による作品の特集上映『1st Cut 2001』のCプログラムで公開された。16ミリ。

2001年製作／46分／日本
配給：映画美学校
劇場公開日：2002年2月2日

ストーリー

91年初冬。妻・祥子の自殺の報を受け海外生活から帰国した伊吹は、既に葬られた祥子と暮らした家で、彼女が雇った住み込みの家政婦・涼子と生活を始める。家事、散髪、お絵描き、セックス。ままごとのような日々。そんなある日、伊吹は涼子をレストランに誘い、誕生日でもないのに花束をプレゼントした。突然のことに戸惑いを隠せない涼子。だがそれからすぐ、伊吹は姿を消してしまった。残された涼子は、祥子の幽霊と伊吹について語り合う。