老親

劇場公開日:

解説

離婚した夫の父親と奇妙な同居生活を送りながら、自立への道を歩き出す中年女性の姿を描くヒューマン・ドラマ。監督は「わたしがSuki」の槙坪夛鶴子。門野晴子の原作を基に、原田佳夏が脚色。撮影を「カラフル」の藤沢順一が担当している。主演は、「すずらん 少女萌の物語」の萬田久子と「あの、夏の日 とんでろ じいちゃん」の小林桂樹。東京女性財団助成作品。

2000年製作/112分/日本
原題または英題:Rohsin
配給:パオ=「老親」製作委員会
劇場公開日:2000年10月14日

ストーリー

姑の死後、長男の妻というだけで夫・信重の実家のある奈良・斑鳩で舅・兼重の面倒を押しつけられた専業主婦の成子。それから7年、彼女は夫の大阪転勤を機に離婚を切り出し、自分自身の人生を生きる為に娘の聡子と共に東京へ帰る。だが、そんな彼女の元に兼重が上京して来てしまう。最早、何の関係もない舅との生活。成子はそれをほんの一時のものと考えていたが、いつしか3年の月日が流れた。しかしその間、“お殿様”だった兼重も身の回りの仕事をマスターし、作家を目指し奮闘する成子や聡子の生活を支える”主夫“に大変身。彼らは、互いに必要とし合う”共生生活“を成功させていた。だが、寄る年波には勝てず兼重は病に倒れ、2年後、大往生を遂げる。さて、再び聡子とふたりきりの生活になった成子の元に、今度は寝たきりの実母・まさが転がり込んで来た。母から嫌われていた成子にとって、望む筈もない同居生活。しかし、彼女は介護福祉士を目指す聡子の協力を得ながら、新しい生活を始めるのだった。

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