アンディ・ラウ 天興地

劇場公開日:

解説

1920年代の上海を舞台に、麻薬撲滅に命を張った麻薬捜査官の死闘を描くヴァイオレンス・アクション。主演は『酔拳3』(V)などの香港一の人気歌手にして俳優、アンディ・ラウで、エグゼクティヴ・プロデューサーも「ゴッド・ギャンブラー完結編」のチャールズ・ヒョンと共同で兼任。監督はデイヴィッド・ライ、撮影は「方世玉2」のマーク・リー、アクション指導は「ターゲット・ブルー」ほかリー・リンチェイ作品で知られるユエン・タクがそれぞれ担当。共演はチェリー・チャン、ダミアン・ラウ、「恐怖分子」「暗戀桃花源」のチン・スーシェとクー・パオミンほか。

1994年製作/103分/香港
原題:天興地 Tian Di
配給:ザジフィルムズ
劇場公開日:1996年2月17日

ストーリー

20年代。租界下の上海。南京政府直属の麻薬捜査官、チャン(アンディ・ラウ)は妻のスーを伴い当地に赴任、はびこる麻薬(アヘン)の一掃に乗り出す。しかし、麻薬売買の元締の実業家タイ・チャイアン(ダミアン・ラウ)は、兄貴分である警視総監のニ・クワン(クー・パオミン)と結託し、チャンの捜査を妨害。警察官も全て買収されており、麻薬中毒者のシャン(チン・シーチェ)を除いて彼の味方はいない。追い討ちをかけるように身重だったスーは組織の者に脅されたのがもとで流産。決意したチャンは、シャンと麻薬撲滅のため協力を申し出た女医ジーン・ウーの3人で組織の密輸ルートをひそかに襲撃、麻薬を押収する。怒ったタイはスーを殺し、ジーンを自殺に追い込み、チャンを捕えて警察署内に監禁する。シャンは単身署を襲撃、チャンを救い出すが、タイとニにつかまる。シャンは一計を案じ、タイに「ブツはお前のママのパンツの中だ。ニには言うな」と耳打ち。怒ったタイはシャンを射殺するが、はたしてニはタイの裏切りを疑い、二人は仲たがいをはじめる。逃げのびたチャンは、疑心暗鬼のタイとニを決裂させることを目論み、二人が列席したタイの劇場のレセプションで、タイが麻薬を独り占めにしたという偽造フィルムを上映。怒り狂ったニは公衆の面前でタイに襲いかかり、二人の悪事は一挙に露見……ところがタイは、ニを手始めに集まった人々を皆殺しにしてしまう。証拠映像を盗み撮りしていたチャンは、死闘の末修羅場から脱出、翌朝、新しく赴任したリー将軍に証拠フィルムを手渡す。ところが汽車に乗り込んだチャンの胸を、見送りに来たリーが突然撃ち抜いた。リーもタイの仲間だったのだ。捜査の結果、タイは無罪、死んだチャンは自殺と処理された。

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