ゲゲゲの鬼太郎 おばけナイター
劇場公開日:1997年3月8日
解説
使う者の命を吸い取ってしまう恐ろしいバットを巡って展開される、鬼太郎たちと少年野球チームとの試合を描いた中編アニメーション。監督は「ユンカース・カム・ヒア」の佐藤順一。原作は水木しげるによる同名コミックで、脚本を島田満が担当している。“'97春・東映アニメフェア”の中の1本として公開された。
1997年製作/30分/日本
配給:東映
劇場公開日:1997年3月8日
ストーリー
ヒットが全然打てずに少年野球チーム、バトラーズ(別名ブータレーズ)のキャプテン・純からクビを言い渡された三太郎は、その帰り道にねずみ男と知り合い、どんな球でもホームランにするという妖怪バットを手に入れた。それ以来、三太郎とブータレーズのメンバーは、試合でホームランを打ちまくるようになる。ところが、その妖怪バットはホームランを打てる代わりに、使う者の魂を少しずつ吸い取ってしまう恐ろしいバットだった。ブータレーズが妖怪バットを使っていることを知った鬼太郎は、それを取り返そうと、バットと三太郎たちの魂を賭けて、野球の試合をすることになる。鬼太郎のボールには妖怪バットが通用しないことがわかり、試合は両チーム無得点のまま延長戦へと突入した。ねこ娘が打った半分に割れたボールがホームランになって、妖怪チームに1/2点が入り、いよいよブータレーズの最後の攻撃、三太郎は普通のバットで打席に立つが、あえなく三振してしまう。責任を感じた彼は、魂を取るのは自分だけにしてくれと鬼太郎に懇願した。初めから魂を取ることなど考えていなかった鬼太郎は、妖怪バットだけを返してもらうと、妖怪仲間たちとねぐらへ戻っていく。数日後、練習を重ねた三太郎は、ついに試合でヒットを打つことができた。