暗殺の街

劇場公開日:

解説

警察官の不祥事を予防、調査する監察官の男の苦しみと闘いを描いたアクション。監督は「女優霊」の中田秀夫。風間一輝による原作を、「ピエタ」の高橋洋が脚色した。撮影は「極道修行 決着」の林淳一郎。主演は「あぶない刑事リターンズ」の仲村トオル。スーパー16ミリからのブローアップ。

1997年製作/91分/日本
原題または英題:A Town without Pity
配給:大映
劇場公開日:1997年6月7日

ストーリー

暴力団・青東組と本多会の抗争鎮圧にあたっていたマル暴担当の北上刑事が、何者かによって殺されるという事件が起きた。彼の所属する所轄署内で、捜査状況が暴力団に漏洩されているとの疑惑が持ち上がっていた最中だったために、本庁の監察官である佐伯刑事は、真相を捜査すべく石田と名乗って青東組に潜入する。表向きは北上刑事の殺人犯捜査を名目としていたが、実際には汚職刑事の捜査のためであった。やがて、小野田という刑事が機密を漏洩しているひとりであることを突き止めた佐伯は、小野田を脅してその他の仲間を探ろうとする。しかし、小野田は何者かに殺され、佐伯は潜入調査に協力していた寺岡刑事に正体を知られてしまい、孤立無援の状態に追い込まれた。そんな中、北上の死は、汚職をしていたことで苦しんだ末の自殺であったことが判明する。全てが露見した時、青東組と本多会の抗争が勃発し、寺岡らはそれに巻き込まれて死んでしまった。だが、そんな状況を目の当たりにし、卑しいと罵られながらも情を押し殺して自らの職務を全うしなければならない佐伯は、北上の娘から漏洩事件の証拠が詳細に記されている彼の日記帳を譲り受け、黙って本庁へと帰っていく。

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