猫は生きている

劇場公開日:

解説

はげしい東京大空襲の中を野良猫の<稲妻>親子が生き延びる姿を描いたアニメーション。田島征三の絵による絵本の原作を、人形劇団京芸の協力と俳優座、テアトルエコーの声の出演で映画化。原作早乙女勝元、脚本は高木一臣と山内久、監督島田開、音楽いずみ・たく。完成1975年6月。75分。

1975年製作/75分/日本
劇場公開日:1975年6月21日

ストーリー

※ストーリーは割愛します。

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映画レビュー

4.0児童向け人形劇を越えたズッシリ感

2019年11月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

最初にこの作品を観たの1976年の文化の日、立川市民会館での上映会。40年以上も経つけれどこの映画を観たことで、幼いなりに戦争の怖さ、惨さを感覚として学ぶことができた最初の機会だったと思う。そのため文化の日が来るごとに毎年この映画のことをずっと思い出してきた。懐かしさともう一度確認したい強い思いから10数年前にVHSでこの作品を購入したが、これまで数回、しかも場面を飛ばし飛ばし観ていたので、今回の文化の日に久々にじっくり鑑賞してみた。最初に観た当時からたった30年前に起きた出来事を描いていたという事実に改めて驚いている。児童向け人形劇映画という範疇を越えた重さがズッシリと感じられる。

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大野正樹