ふるさとポルノ記 津軽シコシコ節
劇場公開日:1974年7月20日
解説
ある山村を舞台にして、村民たちの自由奔放なセックスを描く艶笑喜劇。脚本は今野恭平、監督は「卓のチョンチョン」の白井伸明、撮影は「赤線最後の日 -昭和33年3月31日-」の山崎敏郎がそれぞれ担当。
1974年製作/69分/日本
配給:日活
劇場公開日:1974年7月20日
ストーリー
佐世路村は天下泰平である。出稼せぎに行く亭主とのしばしの別れに腰の抜ける程、精を出す夫婦、真昼間から抱き合っている若い男女、夜ともなれば夜這い合戦の極楽浄土。そんなある日、天行寺の良徳が修行から帰って来た。ハンサムな良徳に、寺の飯たき女のルメ、有線放送のウグイス嬢カヨは一目惚れ。だが良徳の心は、中学校の先生のスワの方にある。そんなある日、カヨが散歩している良徳を尾けている時、突然雨が降り出したために、二人は小屋に入って雨宿りをするが、ごく自然に抱き合う。数日後、スワが良徳を誕生日に招待した。これを知って、焦ったルメは、切羽詰って良徳を自分の部屋に引っぱり込んだ。色即是空も、どこ吹く風の良徳は、彼女を抱き寄せ、お経を唱えながらルメを歓こばせるために、猛ハッスル。この現場を覗き見したサイ銭泥棒のサンブは、かねてからスワに色眼を使っているヤブ医者に密告。医者は、良徳がスワ以外の女と仲良くなれば、自分にも希望がでる、と大喜び。さて、スワの誕生日に、良徳とスワの間に何事もなかったのだが、翌日、良徳からと称してスワのもとへ手紙が届けられた。今夜、夜這いに来るというのだ。その夜、若い肉体を燃え上がらせて待っていたスワだが、やって来たのは医者だったので大騒ぎとなる……。