新遊侠伝(1951)
劇場公開日:1951年5月5日
解説
『小説新潮』に掲載された火野葦平の原作を、「麗春花」の八田尚之が脚色して、「中山安兵衛」の佐伯清が監督に当たっている。永島一朗の第一回製作である。出演者の主なるものは、「消防決死隊」の小堀誠、「赤い鍵」の藤田進、「麗春花」の花井蘭子、「アマカラ珍騒動」の森繁久彌に、進藤英太郎、山本礼三郎、一の宮あつ子、それに原作者の火野葦平が特別出演。本作は物語の前半“九州編”に当たり、後半の“東京編”は「遊侠往来」の題で公開された。
1951年製作/69分/日本
配給:新東宝
劇場公開日:1951年5月5日
ストーリー
九州若松港で正義派の親分として知られた岡源の身内、加助と留吉とは加助は中学の野球部の主将兼投手、留吉が商業学校の主将兼捕手で争った時からのくせで、お互いのことになる意地を張ってゆずらなかったが岡源チームが他流試合をするとなると名バッテリー振りを発揮した。二人とも小料理「川太郎」のお仙ちゃんに惚れてゆずらないのだったが、岡源と仲の悪い橋伝組チームと試合のとき、二人はお仙の偽手紙で松源寺へおびき出され、危うく決闘するところ、途中で明日の試合を思い出して喧嘩は延期した。しかしその試合は、岡源と橋伝の大喧嘩でドロンゲームで終わった。
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