ハイ・ティーン

劇場公開日:

解説

上田平雄の原作を、「未婚」の山内久が脚色し、「明日をつくる少女」の井上和男が監督した青春映画。撮影は「ある落日」の長岡博之。

1959年製作/107分/日本
原題または英題:High Teen
劇場公開日:1959年5月26日

ストーリー

××高校の新任教師・寺崎は、手のつけられない生徒が多くて教師泣かせの、三年C組の担任を命ぜられた。着任早々、ラグビー部の中西・仁礼らの仕掛けた南京花火に驚かされた。その上、遅刻、欠席の常習犯である丘田早苗に、プールへ一緒に行くことを承知させられた。寺崎は早苗からこんな話を聞いた。早苗が悪くなったのは、一人の兄に嫁が来てからであり、中西が反抗的になったのは、母がよその男と寝ているところを見てからだなど。遠足のシーズンが来た。三年C組は東海村の原子炉見学に出かけた。宿屋の主人が、品物を盗むようなことはしないでくれと言ったことから、生徒間の空気は硬化した。彼らは手当り次第に宿屋の品物を自分のバッグに詰めた。--ラグビー試合の日、応援していた女生徒・和枝が倒れた。妊娠三カ月だった。仁礼が自ら父親だと名のり出、退学した。相次ぐ不祥事件に、寺崎は非難の矢面に立たされた。寺崎はヤケ酒をあおり焼鳥屋を出たところで、仁礼に出会った。仁礼は和枝を妊娠させたのは和枝の義父であり、和枝は中西を好きだったのだと言った。二人が仁礼の兄の経営するキャバレーを訪れた時、中西が母の情夫を切って警察に連行されたという知らせがあった。母が捨てられ、自殺したことに対する怒りからだという。数日後、寺崎は少年鑑別所へ中西をたずねクラス全員の贈物を手渡した。卒業期、寺崎は進学や就職の奔走に大童だ。早苗が結婚を迫って彼を困らせた。校長から松江へ転任しないかという話が出た。校長に説得され、寺崎は恋人の蓉子の止めるのも聞かず、松江へ赴任する決意を固めた。送別会には皆が顔を揃えた。螢の光の歌声に送られて寺崎は松江へ発った。

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