汚れた肉体聖女

劇場公開日:

解説

修道尼の同性愛を描いたもので、「ソ連脱出 女軍医と偽狂人」の杉本彰の脚本を「重臣と青年将校 陸海軍流血史」のコンビ土居通芳が監督し、森田守が撮影した。「重臣と青年将校 陸海軍流血史」の高倉みゆきに「坊ぼん罷り通る」の大空真弓が主演する。

1958年製作/77分/日本
劇場公開日:1958年11月29日

ストーリー

平恵利は、ふとしたことから兄の友人に暴力で犯され、身重となった。父母は世間体をはばかり、むりやり病院で手術させた。彼女は退院すると、父の計いで、黒百合学園に入れられ神の下僕となるべく、神の子としての生活を余儀なくされた。--数年後、恵利は最上級生に進学し、新入生の面倒を見る学生委員に選ばれた。寮では新入生・神山アンナと同室になった。恵利とともに学級委員である柏木ワカは、事ごとに恵利とはり合った。そして、下級生の曽根を抱きこんだ。学園祭の当夜、騒ぎをさけた恵利とアンナは、プールサイドに寝ころんでいた。二人は快い夜気にうっとりした--。その時から、二人は異常な関係におちいったのだ。ある時、柏木にその現場を見られてしまった。柏木は内証にしておくが、かわりにアンナを頂くと言った。ある夜チャペル塔で恵利とアンナは逢びきしたが、たちまち柏木に見つけられた。恵利と争い、柏木は塔から転落した--。この現場を見ていた者がいた。曽根だ。彼女は恵利に、喋らないからアンナと別れて私を可愛がって、と言った。恵利は上水の畔にアンナを呼び、別れてくれと頼んだ。が、アンナの情熱をさますことはできない。かえってアンナに迫られ、アンナを抱きしめてしまうのだ。その時、木蔭から曽根が飛び出し恵利をなじった。逆上した恵利は、曽根に掴みかかり、上水の方に押し倒した。曽根は速い水勢に流されていく--。恵利はアンナを追ってチャペル塔に上り、アンナを抱えて塔から人生に別を告げたのである。

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