にっぽんGメン 特別武装班出動

劇場公開日:

解説

偽札造りのギャング団とそれを追うGメンの活躍を描いた新人春万作の脚本を、「怪談千鳥ケ淵」の小石栄一が監督、「無法街」の星島一郎が撮影を担当。主な出演者は「満ちて来る潮」の波島進と「大学の石松」の高倉健の新コンビの他、新人萩京子、他に浦里はるみ、日野明子、堀雄二、小沢栄など。

1956年製作/87分/日本
配給:東映
劇場公開日:1956年7月25日

ストーリー

国電大井町近くの居酒屋で精巧な偽札が発見され、直ちに捜査本部が設けられた。だが園川刑事のスピード発見で、附近の印刷工房主井原が使った映画撮影用の小道具と判り、捜査陣も拍子抜けの体。処が井原の腕に眼をつけた偽札団の安部は、香港のスパイゴッサルと関係ある密輸団の首領宮崎のすすめで井原を誘拐。脅迫された井原は遂に紙幣贋造を承知し、不用になった技術者塩谷は安部配下の依田に殺害された。死体のポケットにあったクラブAのトランプから、生沢刑事は心当りのパチンコ屋パラダイスに赴くが、その場に居合わせた元刑事で、宮崎の行動を探る中、その罠に掛り、汚職警官として辞職した影岡に邪魔され、犯人を知っている筈の与太者栗本も口を割らない。捜査本部で塩谷の素姓が偽札に関する前科二犯と判った頃、生沢刑事へ面会に来た栗本は、塩谷にトランプを渡したのはバア・バッカスの女給あけみと告げた。だが偽札を使うあけみを尾行した笠野刑事は一味に惨殺された。笠野の妹たまえの恋人である園川刑事と共に、影岡の怒りは激しかった。彼は親友笠野のため単独捜査を決意する。園川が塩谷、笠野殺しとあけみの関連を探っている頃、捜査本部では井原が偽札に関係している事実が判った。一方、一味に潜入した影岡はバッカスの地下にある偽札工場や、あけみが贋造団の一味であることを知る。彼はさらに横浜港内で、宮崎がゴッサルに偽札を渡し、ヘロインを入手している現場を突きとめた。偽札団から逃れんとした井原は依田に殺された。しかし安部の正体を握った警視庁は影岡の急報で海上保安庁と協力。ゴッサルを始め一味を遂に逮捕した。影岡に助力したあけみは偽札団の銃弾に倒れた。左上課長と示し合せ、自ら危地に赴き任を果した影岡は、園川と固い握手を交した。

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