旗本退屈男 謎の幽霊船
劇場公開日:1956年7月12日
解説
“旗本退屈男”シリーズ二十本記念にイーストマン東映カラー色彩で製作される佐々木味津三原作の映画化。南国琉球を舞台に王家乗っ取りの陰謀覆滅を描く。脚色は「三っ首塔」の比佐芳武。監督、撮影は「父子鷹」のコンビ松田定次と川崎新太郎。主な出演者は「父子鷹」の市川右太衛門、薄田研二、「満ちて来る潮」の高千穂ひづる、「忠治祭り 剣難街道」の田代百合子、「金語楼の兵隊さん」の横山エンタツ、「母子像」の山手弘など。
1956年製作/90分/日本
劇場公開日:1956年7月12日
ストーリー
慶長十四年、薩摩藩の属領となった琉球王国は、以来年に一度の貢ぎ船を送り、親睦を深めていた。今年も貢ぎ船が入港した。使者は数々の貢ぎ物を献上、尚貞王の病臥、王子芙佐丸の発狂を報告、王位継承の件まで具申に及ぼうとする。家老平田監物、大迫庄左衛門らの制止でその場で貢ぎ物披見の段取りとなったが、貢ぎ物の一つ大長持から白装束の女が飛び出す。使者は直ちにその女を斬った。だが女は監物にすがり、何事かを告げんとして息たえた。この薩摩に姿を見せた三日月傷のお殿様、人呼んで旗本退屈男、早乙女主水之介である。従うは横這いの円太、弥八、易者一徹に菊路など。幕府の命で薩摩、琉球の交流見聞が使命である。怪事件は相次いで発生する。王子の付人で監物の娘里枝の使者が毒の吹矢で射殺される。真相糾明に琉球へ渡る監物と大迫。退屈男も後を追う。琉球では在番奉行の行方不明、尚貞王の苦悶の情。山中で巫女のキトウを受ける王子と、王の一族阿麻和利の歓待に拘わらず、監物の疑惑は深まるばかり。一方、舞姫百踏の家に旅装を解いた退屈男。その夜、退屈男を、襲撃する怪人の一隊。一人を捕えて見れば阿麻和利一味である。かくて、退屈男七面八臂の活躍は、遂に王宮の悪者追討の挙となる。陣屋に捕われていた王子や里枝も救われた。だが哀れ里枝は深傷を負い世を去った。今は亡んだ阿麻和利一味の謀略から王子を守らんと、狂乱を装おわせたけなげさ。遠く去る琉球の島に手をかざし、亡き娘の面影を胸に秘める監物、その側には退屈男の姿があった。
スタッフ・キャスト
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早乙女主水之介市川右太衛門
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島津公江原真二郎
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平田監物薄田研二
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大迫庄左衛門原健策
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田代軍兵衛藤川弘
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高須長太夫舟津進
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池上新八大野則彦
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桐原三十郎近松竜太郎
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高木弥十郎河村満和
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岩村喜内矢奈木邦二郎
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横這いの円太横山エンタツ
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弥八杉狂児
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風天堂一徹渡辺篤
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吉兵衛伊東亮英
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加那吉中野雅晴
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三太山内八郎
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勘八人見寛
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菊路田代百合子
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百踏勝浦千浪
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長史水野浩
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根路平有馬宏治
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里枝高千穂ひづる
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芙佐丸山手弘
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尚貞王三島雅夫
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阿麻和利進藤英太郎
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国吉伊都城上代悠司
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嘉手納幸之進永田靖
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名護玄哲神田隆
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手登根助八小田部通麿
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島袋和好百々木直
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赤七富田仲次郎
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孫大人山形勲
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張東日出雄
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呉中野文男
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阿応理屋千石規子
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庄田隼人津村礼司
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ちよ吉井待子
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小禄団徳麿
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まき美山れい子
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はる千津伶子
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なみ千舟しづか
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照間吉田江利子
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若党島田秀夫
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留作上野嗣彦