鳴門秘帖 後篇(1954)

劇場公開日:

解説

スタッフ、キャストとも前作とほぼ同じである。

1954年製作/94分/日本
劇場公開日:1954年5月31日

ストーリー

弦之丞必死の働きで燃え狂う火の中から、お千絵とお綱を救う事は出来たが、甲賀組宗家世阿弥の屋敷は秘書財宝をかくしたまま焼けくずれ、お千絵は衝撃で狂える身となった。松平左京の計いで晴れて阿波への隠密を許された弦之丞は、千絵とは異腹の姉妹であるお綱と万吉を連れて大阪へ旅立った。一方、天堂一角、旅川周馬等刺客の面々もこれを追う。大阪へ入った弦之丞達は蜂須賀出入の四国屋の内儀の世話で、阿波へ入る手がかりはついたが、川長のお米も森啓之助の強引な押しに屈して同じその船で阿波に嫁す事になっていた。お米はせめてもの餞けに弦之丞に剣山の地図を渡し、身代りの葛篭に入った。しかし船出の直後の荷物改めで、お米と仲間宅助はとらえられ、弦之丞はお綱を抱いて鳴門の渦に飛び込んだ。その頃剣山の間者牢では世阿弥が一冊の秘帖に、己れの血を以って阿波の秘密を書き綴っていた。船大工大勘に救われた弦之丞とお綱が剣山を目指して急いでいるのを知った竹屋三位、一角、孫兵衛、周馬は先廻りして世阿弥を討つ。この時二人は姿を現わしお綱は夢にみていた父にすがりつくが、一瞬遅く、瀕死の世阿弥は秘帖をお綱に渡すと息絶えた。弦之丞は秘帖を奪おうとする一角、周馬を倒し、孫兵衛の頭巾を剥いだ。お十夜頭巾の謎、それはクルスを形どった額の十字の傷だった。弦之丞は突磋に秘帖を半分に裂いて孫兵衛に渡し、幾多の血を流してきた鳴門秘帖争奪の幕を閉じた。

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スタッフ・キャスト

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