ジャズ・オン・パレード1954年 東京シンデレラ娘

劇場公開日:

解説

杉原貞雄の製作になるジャズ・コメディ。脚本の京中太郎と赤坂長義、監督の井上梅次、撮影の岩佐一泉、音楽の大森盛太郎など、みな「娘十六ジャズ祭」のスタッフである。出演者も「娘十六ジャズ祭」の雪村いづみ、古川緑波(落語長屋は花ざかり)、新倉美子(君ゆえに)、フランキー堺のほか、ナンシー・梅木、藤沢嵐子、高英男など他数ショウ出演者が登場する。

1954年製作/115分/日本
劇場公開日:1954年4月26日

ストーリー

三流奇術師のペテン師ジョニーは、友人の遺児みどりを預る事になったが、劇場は馘になりアパートは追い出され、やむなく大邸宅の片隅に忍込んだ。この邸の主人山田吾平は伊豆の別荘に避寒中、留守番の老夫婦が娘の婚礼で帰郷した後、吾平の姪啓子がジャズ仲間の三田、新井、松本と絶好の練習場とばかり乗りこんで来た。四人が食事を始めた時、ジョニーは幽霊に化けて迫出してしまう。そして腹一杯に御馳走を食べ二階の豪華なベッドにもぐり込んだ。所がこれは十八年前、男にだまされて自殺した吾平の娘の部屋で、遺書もそのまま開かずの間になっていたのだ。翌日ジョニーは仲間のルンペン達を招んで盛大な誕生日のメーティを開いてドンチャン騒ぎ。そこへ啓子達と吾平が帰って来る。彼等は一斎に吾平老人万才を叫び、今まで周囲の人間を自分の遺産を狙う悪人ばかりと思っていた老人は、初めて善良な人間の気持にふれ、作曲者三田も彼等の合唱から新しい着想のヒントを得た。そこへ吾平の甥で計理士の修一が来て一同を追出す。ジョニーは十八年前に死んだ娘の遺児がみどりだと嘘をつく。その嘘を知りつつ、老人は彼女をひきとって孫として育てる。やがて啓子達のコンサートが盛大に開かれたが、ジョニーは「さよなら、みどり。貧しくとも心のきれいな人間になってから又逢おう」と書置を残して立去るのだった。

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