暴力五人娘

劇場公開日:

解説

「女体渦巻島」の岡戸利秋と「男の世界だ」の葉山浩三の共同脚本を、「蛇精の淫」の曲谷守平が監督した明朗篇。「激闘の地平線」の岡戸嘉外が撮影した。

1960年製作/80分/日本
配給:新東宝
劇場公開日:1960年12月27日

ストーリー

白百合服飾大学の後に観光ホテルを建てようとする河田組は、教頭中園に金を送って理事長権藤伝右衛門の更送を図った。伝右衛門は、学園外部からの理事長排斥運動などツユ知らず宇宙に夢を馳せている底抜けの善人である。むしろ心配しているのは、信子、智代、直子、礼子、義江ら五人の学生の方であった。理事長排斥が一向に進展しないので業をにやした河田組の親分は、殺し屋を向けることにした。殺し屋和彦は、人を疑うことを知らない伝右衛門を川に誘い出し完全犯罪を企むが、逆に自分が怪我する。それを甲斐甲斐しくかいほうする伝右衛門にすっかり惚れ込んだ和彦は、これから五人の味方につくことになった。智代に気のある河田は、いろいろな手で智代を誘惑しようとするが、いつもチャッカリ娘に逃げられてしまう。中園理事は伝右衛門が誇大妄想狂であると発表して彼を新聞ダネにした。この新聞沙汰をめぐって評議会が開かれた。河田は正真正銘の殺し屋を出した。危険をさとった和彦は女装して礼子や智代と脱出を図るが捕まってしまう。白百合大学では、理事長の信任をめぐって投票が行われていた。投票の結果が案じられたが、信子、直子の率いる女子フットボールの選手たちが室内に乱入、投票箱をリレーしながら、校庭に飛び出した。そこへ、河田の手を逃がれた和彦や、智代が車で乗りつけた。中園理事の陰謀はかくして消え去ったのである。或る晴れた朝、伝右衛門の発案によって、白百合大学では、女子チームとアメリカGIチームのアメリカン・フットボールの試合が行われていた。

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