性犯罪法入門
劇場公開日:1969年3月8日
解説
「尼くずれ」の舟橋和郎が、佐賀潜の原案をもとに脚本を執筆し、「ある女子高校医の記録 初体験」の帯盛迪彦が監督した風俗もの。撮影は「座頭市喧嘩太鼓」の森田富士郎が担当した。
1969年製作/79分/日本
配給:大映
劇場公開日:1969年3月8日
ストーリー
昭和元禄の街は、セックス氾濫の時代を迎えている。露悪趣味の週刊誌。挑発的な俗悪映画の看板。悪の華を思わせるソープランド。夜の公園にはアベックの異様な情景が展開している。セックス攻勢は、まさにとどまるところ知らない。男性を求めて現われた春子、夏子、秋子、冬子の四人は、大学浪人の鷹夫を誘惑し、乱痴気パーティの涯てに彼の童貞を奪った。ところが鷹夫は、意気揚揚としていた。彼は女の子とうまく遊んだというわけである。国際貿易商社の渉外部長風間は、バイヤーのガシオラ氏をある豪荘な邸宅に案内し、彼の夢を結ばせた。相手をした美人は、雇われ売春婦で、邸宅とは会社の寮であった。重役の娘を妻にした池内が、うさ晴しにバーのホステス魔子を誘惑した。翌日、彼女の夫と称する男野対が、慰謝料をつり上げるために、妻を一晩貸せと、池内を恐喝した。ところが池内の妻は自らその要求をのむのだった。嫁と父親の不道徳を隣りの受験生から知らされた夫が会社から引返して愕然。狂わんばかりに車に妻を乗せて街に飛びだした。だが二人を待っていたのは交通事故だった。それらは、法律を知らなかったために起った悲劇だった。