フリーセックス 十代の青い性

劇場公開日:

解説

「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」の高橋二三がシナリオを執筆し、「女賭博師鉄火場破り」の井上芳夫が監督した青春もの。撮影はコンビの中川芳久。

1968年製作/80分/日本
原題または英題:Green Sex
配給:大映
劇場公開日:1968年9月7日

ストーリー

酒屋に勤める宏は、千鳥旅館にビールの配達に出かけた。その時、女中のお咲に誘われ、旅館の一室ののぞき窓から、一組の男女がからみあう姿を見た。仕事を終えた宏は、女友だちの富子と会った。富子は宏と一緒に東京に出て、いまはアメリカ人の家でメイドをしている一六歳の少女だった。その富子にとって、アメリカ人夫妻の寝室に呼ばれ、愛撫の現場を見せつけられるのは、あまりにも強い刺激だった。久しぶりに会った宏と富子は、おずおずとホテルに入ったが、未経験な二人はいたずらに焦るばかりだった。晴美は女遊びの激しい父、若い男をひきずり込む母親という環境の中で育った。彼女は美容研究所見習いの守夫に、純粋な愛情を抱いていたが、母親がその守夫を誘惑したのを知り、愕然となった。ある日、晴美はテレビ・タレントのミサに会った。ミサは秘かに、テレビを利用して売春をやっている少女だった。ミサに勧められてテレビの番組に出た晴美は、その後、ホテルに連れて行かれた。そこには、テレビに映った晴美を指名した男が待っていた。晴美が罠に気づいた時はすでに遅かった。そして必死になって男の手から逃かれようとしているうちに、思わず手元のビールびんで、男の脳天を割っていたのだった。後も見ずにホテルを飛び出した晴美は、駐車してあったスポーツカーに乗り込むと、猛スピードで去った。高速道路に出た車は、百五十キロのスピードを出していた。晴美がハンドルをきりそこね、ガードレールを飛び越えたのは、それから問もなくのことだった。

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