逃亡と掟

劇場公開日

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解説

安藤昇の原作を、「やさぐれの掟」の湯浅浪男が脚色、監督したアクションもの。撮影は「男の世界」の森田守。

1965年製作/88分/日本
原題:Pier without Pity
配給:松竹

ストーリー

南洋一郎は函館に四年振りにやって来た。四年前南は土地のヤクザ勝本組の代貸であったが組長の仇討ちのため、井上組の組長を殺し、外国船で逃亡したのだ。だがその間、妹明美が死に、南はそれを弔うため、一時函館に降りたのだ。かつての恋人志津子に会った南は、明美が何者かによって殺害されたことを知った。また裏町の繁華街に出た南は、昔の勝本組の幹部滝田信次に会い、勝本組が井上組に吸収され、今では井上貿易会社としてはばをきかせ、南の命も狙われていることを知った。南は妹の不審な死を追うため秘かに真相をさぐり始めた。一方井上組は、南を事故死とみかせけるため、その殺害の機会を狙っていた。また、四年前の事件の日、逃亡する南に偶然わが子をひかれ、片輪にされた刑事森川も、恨みをはらそうと執念の炎をもやしていた。ある日南は、かつての仲間大井から、妹殺しの犯人が工藤だと知らされた。工藤は井上組が井上貿易と改名した時専務にとりあげられた男であった。南の工藤への追求が始った。一方志津子は、工藤の愛人であるのを隠し、南に秘かに会いに来た。そんな志津子に不審な感じをもちながら、南は、志津子と日本脱出を企てた。そして志津子も、工藤と南の愛の板ばさみになりながら、日本を去る決意をした。南はようやく工藤に会い、対決した末、工藤を殺した。南は志津子との約束の場所函館港に立っていた。その頃志津子は、函館港に向かったが工藤が南に殺されたことを知って志津子は、初めて工藤への愛の深さを知り、井上組に通報した。やがて志津子を待ちわびる南は、数台の車に取り囲まれ、初めて志津子の裏切りを知った。井上組の手で殺された南を、霧が包む頃、志津子は、自らの命を断っていた。

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