網走番外地のレビュー・感想・評価
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シリーズ第一弾‼️
健さん全盛期の大人気シリーズの第一弾‼️同時期に「日本侠客伝」「昭和残俠伝」も掛け持ちして大忙しだった健さんのシリーズの中では、私はこの「網走番外地」が一番好きでした‼️網走刑務所で服役中の健さんは仲間から脱獄しようと誘われる。気が進まない健さんだが、成り行きで脱走することに。しかも手錠で繋がれたまま。そんな健さんを追うのが丹波哲郎・・・‼️というわけで、明らかにネタ元は「手錠のまゝの脱獄」‼️従来の任侠映画のテイストを踏まえつつ、線路で手錠を切断するシーンも印象深いし、健さんと丹波哲郎さんによるダイナミックなトロッコ・チェイスなどのアクション・シーンの切れ味も素晴らしい‼️健さんのキャラも流れ者のガンマンみたいだし、大雪原のロケーションも白一色でホントに美しいし、作品全体としてアメリカのギャング映画や西部劇に近くて、颯爽としてスカッとした後味ですね‼️
高倉健さんが主題歌を唄っている
♪あばしりーばーんがいちー
かっこいい
とは思うが。
高倉健さんの追悼雑誌に、ごぞってまずは網走番外地と書いてあり、かなりの期待を持って鑑賞。
歌や映像の古さはもちろん織り込み済みだが、監獄内のいざこざ、トロッコでのチェイス、保護司との関係性。どれも興味深いのだが、最後の終わり方が、、、。次に続くとつながるのだろうか。次を見てからレビューすべきだったか。みなさんがこぞって称賛するのがちょっと、、、理解できてない自分が残念。
南原宏治を初めて知った
白銀のトロッコチェイスは『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984)にも引けを取りませんね。
2014年11月10日に、日本が生んだ永遠不滅の大スター・高倉健氏が83歳で亡くなってから10年。
「没後10年 高倉健特集 銀幕での再会」として11月7日(木)東映本社にある直営館丸の内TOEIさんにて19作品一挙上映。
貴重な私物も展示された贅沢な特集上映でしたね。
本日は代表作『網走番外地』(1965)と『山口組三代目』(1973)の二作品鑑賞。
◎『網走番外地』(1965)
久々に鑑賞しましたが侠客映画ではなく石井輝男監督の演出が冴えるテンポ感ある娯楽性の高い作品でしたね。とにかく橘真一(演:高倉健氏)が常に運とタイミングが悪く、事件に巻き込まれていく様は滑稽ですが当時多くの観客の共感も得たのでしょうね。
健さん以外の雑居坊のメンバー鬼寅(演:嵐寛寿郎氏)はじめ、田中邦衛氏、待田京介氏、「地獄大使」でおなじみの潮健児氏と多士済々、特に一緒に逃走する権田権三(演:南原宏治氏)のインパクトは十分でしたね。
橘の保護司妻木(演:丹波哲郎氏)との白銀のトロッコチェイスは『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984)にも引けを取りませんね。
最後もハッピーエンド。当時大ヒット、シリーズ化した理由もわかりましたね。
さすがはシリーズ第1作、いい緊張感だった。健さんも若くてカッコいい...
バディものアクション映画、代表作のひとつ
てっきり「高倉健主演の任侠映画」だと思って敬遠していたが、とりあえず有名なので観てみたら、これが「なんと面白いアクション映画」だった!
当時の網走刑務所あたりの雪原が効果的に使われていて、雪山を物凄いスピードで駆け下りていくブレーキのきかないトロッコ場面などは『インディ・ジョーンズ~魔宮の伝説』に影響を与えたのでは……と思ってしまう面白さ!
刑務所の中で、高倉健が田中邦衛のモノマネして「目元を手で下げるシーン」などは笑ってしまう(笑)
この映画、「バディものアクション映画、代表作のひとつ」と言って良い。
<映倫No.13875>
おっかさん…
極悪非道の権田の一言で、そんな変わるかなぁと。ここが一本気、高倉健演じる橘の不器用なところなんだけど。保護司である妻木の懐の大きさの方がはるかに格好良い。出所まで一ヶ月というのに妹も散々心配させおいて、あっさり全快したって、まあめでたしだけど、何とかならないのものかなと。鬼寅の啖呵シーン、トロッコチェイスのシーン、線路に横たわり列車で手錠を切断するシーンは見どころ。
恋しき母よ妹よ…雪原の大脱獄!
"網走番外地" シリーズ第1作。
日本映画専門CHで2回目の鑑賞(4Kデジタルリマスター版)。
高倉健の代表作、DVDとは比べものにならない高画質での鑑賞は感無量だった。鮮やかなモノクロに惚れ惚れした。
義理に厚いヤクザ者・橘真一を高倉健が好演。義父との関係が上手く行かず、極道に足を踏み入れたと云う背景を持つ。
実は母と妹を想う優しい男である人物造形は任侠物のテンプレとは言え、高倉健が演じると奥行きが出るから不思議だ。
同房囚人の脱獄に巻き込まれ、雪原を逃走する羽目に。疾走するトロッコ列車でのチェイスや、機関車に手錠の鎖を轢かせて切断する場面のドキドキを煽るカット割りが見事だった。
ラストシーンが少し呆気無かった気がするが、ドラマとアクションがバランス良く配分されたストーリーは、今もって全く色褪せぬ素晴らしさを持っている。シリーズ化も納得だ。
[余談]
嵐寛寿郎の気迫が凄まじい。「ナメていた爺さんが実はヤバいやつ」パターンの元祖かもしれない。迫力がすごかった。
※修正(2025/05/25)
【”母と妹を想う一本気な男が、北の果ての獄で経験した事。”シンプルなストーリーだが、脱獄シーンを始め見所多き作品。ヤクザと言えども、母は恋しく、情けはあるのである。】
■網走刑務所に収監された橘真一(高倉健)と権田権三(南原宏治)。
義父とうまくいかずヤクザの世界に飛び込んだ橘は、傷害事件を起こし懲役刑となり、網走刑務所へ収監される。
したたか者の権田は雑居房を牛耳る牢名主依田に共鳴し、橘は反発を強める。
そんな中、依田たちは密かに脱獄計画を進めるが…。
◆感想
・脱獄計画を進める中で、それまで静だった男が、”8人殺しの鬼虎”(嵐寛十郎)と分かり、牢名主を含めて皆が、ビビるシーン。
ー その前にも描かれているが、どうも獄では凶悪犯程、地位が高いらしい・・。-
・橘と権田が、トロッコで脱走するシーン。それを追う、橘に気を掛けていた妻木(丹波哲郎)。
ー 迫力が凄い。ついでに言えば、酷寒の中、良く撮影したモノだと思う。高倉健は、雪が似合うなあ・・。-
・橘と権田が、自分達を繋ぐ手錠を、機関車の車輪で切るシーンも、凄い。
ー 橘は無事だったが、権田は重傷を負う。橘は逃げようとするが、権田の母を呼ぶ声を聞いて・・。-
<年代的に、初鑑賞であるが、非常に面白い作品である。シリーズ化された事も、納得である。>
高倉健といえば寡黙で感情を出さないイメージですが、 この映画では感...
ショーシャンクの空にや暴力脱獄と肩を並べる傑作だ
素晴らしい脱獄映画
海外の映画まで、見渡してみてもこれほどの作品はそうない
脱獄映画の要素がたっぷりと詰まっている
監獄内の日常とヒエラルキー、脱獄計画、特に鬼寅が啖呵を切るシーンは見もの
極寒の地、最果ての監獄という設定が素晴らしく活きており、雪中の逃亡、スピード感溢れるトロッコシーン、迫力満点の蒸気機関車の接近シーン、怒りに燃える追撃者
撮影も白黒フィルムの陰影を利点に変えてみせている
劇中の台詞にあるとおり、腐れ縁だと手錠を表現するように、断ち切ろうとしても引きずり戻されてしまう、どうしようもない悪人の世界を繋がれた手錠に象徴させる
フィルムノワールの味わいも濃い
そして微かなホモセクシャルの香り
その上、主人公の生い立ちから、背景をフラッシュバックさせていきながら、ラストシーンに収斂していく脚本も見事
ショーシャンクの空にや暴力脱獄と肩を並べる傑作だ
日本映画のレベルの高さを証明するものだ
決して高倉健だけの映画ではない
大ヒットしたのも当然の事だ
その上、団塊の世代の人々に取っては高卒で就職した頃の作品になる
社会人となって厳しい世間の荒波の中に放り込まれて息が詰まる思いを網走番外地に重ね合わせたのだろう
時流にも合っていたのだ
こんなものか・・・
昔の人の演技にはエネルギーを感じます。
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