いれずみ判官(1965)

劇場公開日:

解説

「間諜」の沢島忠と「くノ一化粧」の中島貞夫が共同でシナリオを執筆、沢島忠が監督した時代もの。撮影は「博徒対テキ屋」の古谷伸。

1965年製作/94分/日本
配給:東映
劇場公開日:1965年2月25日

ストーリー

東照宮改築工事の材木入札が、江戸の代表的材木問屋・近江屋と難波屋との間で争われていた折も折、南町奉行所与力梶川三五郎と近江屋主人が相次いで殺された。間もなく近江屋殺しの犯人として、夜泣きそば屋の幸吉が、南町奉行与力兼田の手で挙げられ拷問により自白を強要された。兄の無実を信じて泣き喚く妹お加代や長屋の人達を見ながら、北町奉行遠山金四郎は、弱い町人達の味方になることを誓った。死んだ梶川には、お藤という女房があった。お藤は、生前梶川が調査していた材木入札にからむ不正を曝露した遺書を使って難波屋にタカっていた。これに気づいた金四郎は、遺書を手にいれようと、お藤の情夫清次に殴られ、土蔵に放りこまれた。この材木不正入札の事件には、老中水野忠邦をはじめ、南町奉行鳥居甲斐守、普請奉行榊原備前守、与力兼田軍次が加担してした。事件の根の深さを知った金四郎は土蔵に火をかけ、焼死にしたと見せて逃げ出し、兼田を夜の木場に呼び出した。死んだ筈の金四郎に呼び出されて愕然とした兼田は、半信半疑で木場に向った。近江屋に化けた金四郎は、一瞬青ざめる兼田の顔を見て、近江屋殺しの確信を深めた。が、そんな金四郎を刺客がとりかこんだ。その時金四郎を救けたのは、侍を嫌って浪人を楽しむ、金四郎の親友村上新二郎であった。しかしこの間お藤は老中水野の刺客坂崎の手で殺されていた。金四郎は、坂崎を死闘の末斬り、遺書を奪った。金四郎は、梶川の遺書を証拠に、水野ら三人の不正を摘発した。水野は失脚し幸吉は無罪放免となった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.5遠山の金さん

2021年6月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

南町奉行所の腐敗を、潜入捜査で暴く北町奉行所の遠山の金さん(鶴田浩二)、江戸城で啖呵を切る。
富司純子が初々しい。

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