現代紳士野郎

劇場公開日:

解説

八木沢武孝のオリジナル・シナリオを「肉体の学校」の井手俊郎が脚色「われらサラリーマン」の丸山誠治が監督したサラリーマン喜劇。撮影は「ただいま診察中」の安本淳。

1964年製作/92分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1964年11月21日

ストーリー

かつて遠洋漁業の名キャプテンと言われた吉川弥太郎は昔の仲間と地下のビヤーガーデンで飲んでいるところ、同僚と飲みに来ていた娘婿の小宮と合流した。ちょうど行われていたビール運びコンテストで、美女と組んで出場した弥太郎は、一等を獲得し京子夫人の欲しがるミキサーを手中にしたが、今日の有り様がばれると、騒動が起きることは必至なので、弥太郎は小宮と奥方には今夜のことは内緒にと紳士同盟を結んだ。吉川家の大蔵大臣京子夫人は、次女のユカリにピアノを、達男に背広をせがまれ、そして長女の笛子は月末でピンチになると借金に訪れるので、ヤリクリは神技を必要とした。だから弥太郎が飲むことに賛成しなかったのだ。その頃、弥太郎は、酒井常務から、たか子夫人に内緒でつきあっているバー“パルナッス”のホステス道代との仲が、夫人に知られ一騒動もちあがったので仲裁を頼むと言われ、宮仕えのつらさから、弥太郎はパルナッスに通い、とうとう五十万で別れ話をつけたが、道代から代りに弥太郎と一泊旅行に行きたいといわれ、困惑した。その頃京子夫人は、貯金の二十万で家を修理しようとしていたが、そのお金を弥太郎に使われ、弥太郎はユカリ、達男、京子夫人の憤慨に会った。そして、ユカリと達男に、道代と商談で入った料亭を出て来るところを見られ、京子夫人の疑惑をも買った。遂に笛子を動員した夫人は、小宮に行動を監視させ、女性二人は固い淑女同盟を結んだ。弥太郎に会い真相を聞いた小宮は、同情したが、一泊旅行の件は、どうやら道代が折れて落着した。だが今度は小宮が道代に学生時代に恋仲だった弓子の話を、すっぱぬかれる始末。弥太郎と小宮は上気嫌で帰館したが、待っていた淑女同盟と子供達にさんざんな目に会わされた。しかし、翌朝、幸せな家庭から、ゆうべのことを忘れたように、笑声が聞えていた。

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