三匹の浪人
劇場公開日:1964年2月23日
解説
岩上晃のオリジナル・シナリオを、「銭形平次捕物控」の平山亨が監督した時代劇。撮影は「めくら狼(1963)」の森常次。
1964年製作/85分/日本
配給:東映
劇場公開日:1964年2月23日
ストーリー
漁村を足場に、岬一家と島村一家が対立するこの村に、三人の浪人が現われた。十一谷孫十郎、魯智深虎鉄、辰吉の三人だ。孫十郎は岬一家に、虎鉄は島村一家に、それぞれ用心棒としてわらじをぬいだ。辰吉だけがあぶれていた。折しも船奉行根来兵之進は上納金の代りに女達を取りあげようとしていた。貧しい百姓の娘お清がそのはしりをうけて、船に拉致された。お清に以前から目をつけていた辰吉は、何とか助けようとするが、失敗に終る。やがて船頭勘太から奉行の悪辣さを知った辰吉と虎鉄は、奉行をゆすりとろうと計ったが、一足早くそれを見抜いた孫十郎の手によって、勘太は連れ去られていた。孫十郎も単独で奉行所と交渉に入ったが、奉行の策におちて捕われの身となる。奉行所はあくまでもヤクザ同士のいざこざとみせかけ、裏からお清の乗る船を出そうとした。辰吉はお清を助けようとして殺され、虎鉄と辰の乱闘の間に逃げた孫十郎も、舟を襲ったがついに虎鉄は無残な最後を逐げた。用心棒がゼニを取らずに命を捨てる、孫十郎は自嘲しながら一人村を去るのだった。
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