ひばりの佐渡情話

劇場公開日

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解説

「三百六十五夜(1962)」の渡辺邦男と「酔いどれ無双剣」の鷹沢和善が共同で脚本を執筆、渡辺邦男が監督した歌謡ドラマ。撮影もコンビの渡辺孝。

1962年製作/86分/日本
配給:東映

ストーリー

佐渡ヶ島に目をつけた東洋開発K・Kが社長の甥秋山を島へ派遣したことから、一獲千金の野望を企てる土地のボス、小野は美人ガイドの君江を差し向け、箸にも棒にもかからぬ土地を観光候補地として案内させた。自責の念にかられた君江は秋山のホテルを訪ねて、小野の魂胆やその小野に君江一家の生活が脅かされていることを話した。二人は忽ち仄かな愛情の芽生えを覚えるのだった。秋山は再度の来島を約して佐渡を去った。君江の家は、小野にだまされた借金があって、家邸は抵当にとられ今では小野の世話で細々と暮している有様だった。小野はそうした弱身につけこんで、君江を嫁によこせと吹っかけてきた。そんなある日、秋山が母親を伴って再び訪れて来た。君江は二人を懇切に案内してまわり、ホテルの舞台では浪曲“佐渡情話”を演じて母子を感激させた。やさしく女らしい君江に母親も二人の結婚を快く同意するのだった。秋山は腕時計を贈って、君江が柏崎を訪れることを誓わせて島を離れていった。一方、キッパリと拒絶されて怒った小野は、船付き場に君江を追わせた。一度は危ういところをのがれたものの、追いつめられた君江は暴風雨の港から小舟のトモ綱を解いて出舟してしまった。数日が過ぎ去って……。新潟の海岸に打上げられた君江は、気力一つで柏崎の秋山邸に辿りついたまま気を失ってしまった。駆けつけた秋山や君江一家の期待をよそに病床の君江は意識も無く、昏睡状態を続けていた。君江の左手に巻きつけたハンカチを解くと、下から現われたのは秋山が贈ったあの時計だった。秋山の呼ぶ声に意識を取戻した君江は、彼の胸にすがって激しく泣きくずれるのだった。

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