男の血潮がこだまする

劇場公開日:

解説

直居欽哉と横山保朗の共同脚本を、「警視庁物語 不在証明 十五才の女」の島津昇一が監督したアクション・ドラマ。撮影は「逆襲の街」の仲沢半次郎。

1961年製作/88分/日本
配給:ニュー東映
劇場公開日:1961年5月14日

ストーリー

○○運送のトラック運転手朝倉鉄男は運送中のトラック三台を盗まれてしまった。下手人はインスタントの黒ということが分った。鉄男は恋人の社長令嬢紀子にわけを話し、休暇をとって黒を追った。黒こと黒須は木曽深山開発の飯場にいた。鉄男はそこで黒須と猛烈な殴りあいをやっているうちに、お互が仲良くなってしまった。おまけにそこの社長相沢の娘久美子が紀子に瓜二つ、暫くこの飯場で働くことになった。鉄男と黒須は久美子を挟んでユーモラスな張り合いを始めた。出張所長の千田と主任の桑田は監督官千葉の留守を幸いに、木材の横流しをやって暴利をむさぼっていた。二人は仕事に邪魔な相沢社長を監視小屋に連れこみ、ウィスキーをふくませジープと共に断崖からつき落した。この殺人を北村運転手が目撃したが、桑田たちのおどしに口を封じられた。一人娘の久美子は木樵の玄造老人、鉄男、黒須達の協力で父の事業をやり抜く決心をした。千田、桑田一派は夜間作業も辞せず運転手たちに重労働を課した。材木は予定の三分の一を出荷していたが、彼等は木材が不良品であるため未だ三分の一に達していないと言い張っていた。その頃、北村は島崎の手によって殺害された。不蕃を感じた鉄男と黒須の活躍が始まった。鉄男と黒須は千田、桑田の横流しをつきとめた。これを知った千田一派の暗躍が始った。鉄男と黒須の身辺にいつからとなく危険がせまっていた。鉄男と黒須は一計を案じ、桑田と千田を二人して外へ引っ張り出している隙に、黒須の子分サブ、達チンなどに千田の事務所から重要な書類を盗み出させた。事件は一挙に解決、一味の悪事が明るみに出た。--東京から千葉監督官も帰って来た。玄造老人は千葉と久美子の結婚を発表して鉄男と黒須を仰天させた。二人は潔く引分けを認めあい、山を降りていくのだった。鉄男は紀子のもとへ、黒須たちは次の飯場へと移っていったのだった。

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