サザエさんとエプロンおばさん

劇場公開日:

解説

おなじみのサザエさんシリーズの一作で、今回はエプロンおばさんが新たに登場する。笠原良三と蓮池義雄が脚本を書き、「噛みついた若旦那」の青柳信雄が監督した。撮影は「ああ女難」の西垣六郎。パースペクタ立体音響。

1960年製作/82分/日本
原題:Young Lions before Dawn
配給:東宝
劇場公開日:1960年12月25日

ストーリー

イソノ家ではタラオの誕生日を迎えた。大阪へ出張中のフグ田君も二十日ぶりに帰宅する。ところが、仕事の都合で帰宅が延びるという電話があった。フグ田君が世話になっている万造、ちえ夫婦が誘ってくれるので、サザエさんはタラオを両親にあずけると大阪へ旅立った。しかし、着いてみるとフグ田君は京都の出張所に泊らなければならないという。翌日、京都の喫茶店でようやく会うことができた。フグ田君の仕事は京都支店新築のため敷地買収で立退く人たちとの円満解決を図っているのだが、一軒だけ首をタテに振らない家があり困っているという。エプロンおばさんという異名をとって親の代から素人下宿を営んでいる変り者なのだ。サザエさんは持久作戦に出、その敷金家の女中として住みこむことになった。サザエさんはエプロンおばさんに気に入られた。おばさんは彼女を独身だと信じ、結婚させようと大張切り。ことの真相を知ったときはカンカンになって怒った。早速クビを言い渡されたが、サザエさんは坐りこみを始めた。そこへエプロンおばさんの息子一郎が帰省した。就職先がサザエさんの父親のいる日の丸電機と聞いておばさんはびっくり。おばさんは東京へ移住する決心をつけ、家を立退くことになってめでたし。

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