天下の快男児 旋風太郎

劇場公開日

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解説

「天下の快男児 万年太郎」「天下の快男児 突進太郎」に続く太郎シリーズの第三作。「特ダネ三十時間 笑う誘拐魔 曲り角の女」の舟橋和郎の脚本を「特ダネ三十時間 笑う誘拐魔 曲り角の女」の若林栄二郎が監督した。撮影は「遥かなる母の顔」の三村明。

1961年製作/88分/日本
配給:東映

ストーリー

商船大学を丹念にも六年かけて卒業した太郎は別府航路の観光船で西海海運に就職する途上にあった。浮き浮きした気分は、甲板上でゴルフに興ずる令嬢をひやかしたり、酔客にからまれる芸者梅香を持ち前の正義感から助けたりしているうちに船は別府港へ。西海海運副社長室に通されて太郎は驚いた。副社長というのがゴルフの令嬢みどり、その傍らには総務部長の熊谷が控えていた。勝気なみどりと太郎は船上のゴルフひやかし事件から喧嘩、太郎は西海海運を飛び出し光海運に向った。その途中太郎は西海海運の小山と知り合い、加納社長が病身なのでみどりが副社長として頑張ってはいるが、光海運が土地のヤクザ鬼鮫一家を利用して悪辣な方法で、勢力を伸ばしていると聞いて再び西海海運に引返した。一風変った戸川船長のとりなしで、入社がかなった太郎は、朝汐丸というオンボロ貨物船に配属された。戸川船長はじめ、山田、竹さん、譲次、ヘチマ、小山と愉快なメンバーが揃っていた。太郎は戸川船長宅に下宿を決めた。戸川は幸子という一人娘と暮らしており、彼女は小山と恋人同士だった。熊谷部長はみどりと婚約の間柄でありながら、光海運社長藤本、鬼鮫一家と組んで西海海運乗っ取りを企んでいた。西海海運は不況を挽回するため資金調達が急務だった。みどりは熊谷とともに上京して通運省に助成金を申請することになった。熊谷は持株を担保に銀行の融資を進言していた。太郎は梅香の情報によって熊谷の正体を暴露、株の手放しを防いだ。そして太郎は通運省政務次官森岡女史から助成金を下させることに成功した。久し振りに朝汐丸の出航で西海海運は張り切った。これを知った藤本は、恋人幸子を太郎に奪われたと感違いしている小山を使って、朝汐丸に多数のヤクザを潜入させた。沖合で船を爆破するためである。朝汐丸は風前の灯であったが、迷いのさめた小山の機転と太郎の腕っ節に悪は一掃された。傷ついた小山を介抱する幸子の明かるい顔、太郎の笑顔も日本晴れであった。

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