人妻 残り火
劇場公開日:1973年10月24日
解説
財産と地位のために結婚した女が、かつての恋人との愛が再び燃え上り、やがて破滅していく姿を描く。脚本は「おさな妻の告白 陶酔 クライマックス」のいどあきお、監督は「東シナ海」の磯見忠彦、撮影は「大江戸性盗伝 -女斬り-」の前田米造がそれぞれ担当。
1973年製作/68分/日本
配給:日活
劇場公開日:1973年10月24日
ストーリー
典子は恋人の宮坂と別れ、地位と財産のある三東商事社長・松林英和と結婚した。しかし、英和は下半身不随のために、典子は体のいらだちを覚えていた。そんな頃、典子は宮坂と再会した。宮坂も結婚をしていたが二人は急速に昔のように互いを求めあった。そんな二人の関係を知った松林家の女中美代子と美代子の情夫町田が二人を恐喝し、五百万円要求した。宮坂は破滅を恐れ、典子と別れようと決心するが、そのドライブの最中、ひき逃げをしてしまった。やがて、町田の要求額は二倍の一千万円になったために宮坂は、ひき逃げを町田が知っていると感ちがいし、自分を破滅から救うためには町田を殺すしかない、と決心した。その頃、典子は、自分の情事を全て知りつくしていながら、彼女を自由にさせていた松林の嗜虐趣味に耐えられなくなり、家を飛びだした。そして、宮坂といっしょになるために邪魔な町田殺しを思いついていた。二人の計画は、やがて自らを破滅へと追いやっていった。
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