セックスドキュメント トルコの女王
劇場公開日:1972年11月17日
解説
豪華に多彩になってきた日本のソープランドの実態を広範囲に取材したドキュメンタリー。なお、インタビュアーとして山城新伍が特別出演している。監督は「狼やくざ 殺しは俺がやる」の鷹森立一、撮影は「銀蝶流れ者 牝猫・博奕」の中島芳男がそれぞれ担当。
1972年製作/60分/日本
配給:東映
劇場公開日:1972年11月17日
ストーリー
某ソープランドに一人の男が入って行く。入浴料を支払うと、そこのマネージャーに控室まで案内される。間もなく風俗嬢が来て挨拶をする。大変意味ありげに二人は寄り添って階段を上って行く。個室に入った客は入浴できる恰好になる。風俗嬢の腕の見せ所はここから始まる。柔かい手、そして体全身を使って“ボディ洗い”が始まる。男の表情は昇天でもしたかのような顔つきになっていく……。インタビュアーの山城新伍が風俗嬢に質問する。「月に九十万も稼いでどうするのか?」、風俗嬢は「貯金をしてソープランドを始めたい」「買いたい物を買い、好きな事をしたい」。次にインタビュアーは高級クラブのホステスに聞く「風俗嬢になる気があるか?」ホステスのほとんどが「風俗嬢にまで落ちたくない」と答える。某ソープランドの一室では、初心者の風俗嬢に、先輩の風俗嬢とマネージャーが色々なテクニックを教えている。そのテクニックはその道のコンサルタントによって生み出されるのである。ひと月にひとつは新しい手を考えなければならないため、四十八手の裏表から、二つか三つの体位を組み合わせ研究する。そしてその成果を風俗嬢たちに講義するのである。ソープランドのランクを入浴料金で決めると、Aコース(千円~千五百円)、Bコース(二千円~三千円)、Cコース(五千円以上)と区別が出来る。そして、入浴法もお金と同様にエスカレートしていく。“ナメクジ”“泡踊り”“クラク……等々。コンサルタントにより生み出された技術、秘術が次々と展開していく……。