ポルノの帝王 失神トルコ風呂

解説

“帝王”シリーズ第五作目。九州のボタ山から、病院を建てることを夢みて上京した男が、生まれついての頭脳と度胸でソープランドを経営し、大儲けをする。脚本は「夜のならず者」の小野竜之助、監督も同作の内藤誠、撮影は「狼やくざ 殺しは俺がやる」の中島芳男がそれぞれ担当。

1972年製作/日本

ストーリー

故郷九州へ、妹和枝の結婚式に駆けつけた松崎浩は、九州へ着く早々、相棒のエンコの政の電報を受け取り東京へ戻って来た。実は、浩が故郷へ錦をかざった金は、政が蛇の目一家の旗あげという名目で、古着屋の女王人民枝から借金したうちの一部で、残りは全部、政が博奕でスッてしまったというのである。無一文にたってしまった二人は、民枝に詫びを入れ、借金返済の代償として、良枝の店で無料働きすることになった。ある日、浩はソープランド「うたまろ」での十人抜きスペシャルに挑戦し、親ゆずりの抜群の精力で見事賞金の十万円を稼いだ。ソープランドの女経営者初江は浩の精力の強さにはただもう呆きれるばかりだった。一方、浩の相手をした十人の風俗嬢全員に、どういう理由か幸福が訪れるという珍事が起った。抜け目のない政は、これに目をつけ新商売を始める。浩を女性専門の身上相談にでっち上げ、ついでに浩のモノの拝観料を取るという魂胆である。狙いは見事に当り、二人は大儲けする。そして、ふとしたことから、ソープランドの店が売りに出ていると聞いた浩は、金髪ガールをつぎつぎと口説きおとしてソープランドを開業。その頃、九州から上京した妹の友人茂子が医大の入学金ほしさに風俗嬢になろうとしていた。ところが、その医大の理事風祭剛は、入学金の大半を着服、私腹を肥やしていた。しかも、電門一家の組長菊地とぐるになって、政が風俗嬢梅子のサービス過剰で失神、入院している病院を騙し取り、選挙資金に当てようとしているのだった。電門一家の菊地と云えば政にとっては、先代の親分の仇、また、浩にとって風祭は、茂子のような苦学生を喰いものにする汚い男。浩と政は、病院の権利書を取り戻そうと、また医大の経営方針を改めさせようと風祭一味へ乗り込むが、ものの道理が通じる筈はなく、危いところで警察の力を借り、悪党共をとり押えるのだった。

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