野球狂の詩 北の狼・南の虎
劇場公開日:1979年9月15日
解説
幼い頃別れ別れになった双児の兄弟が運命の糸にあやつられ宿命のライバルとなり、相手が弟と知った兄の苦悩と捨てた母へのいたわりを描く水島新司原作の同名の漫画“野球狂の詩”の中の一語で、一時間の番組としてフジテレビ系で放映されたものを劇場用にしたアニメイション。脚本、監督は岡部英二、撮影は三沢勝治。
1979年製作/日本
配給:東映
劇場公開日:1979年9月15日
ストーリー
プロ球団“東京メッツ”のエース、火浦健は、優勝をかけた一戦を明日にひかえ、ラーメン屋に加代を訪ねる。捨て子の健はヤクザの政に拾われ育てられた。白大雪高校が健の活躍で甲子園の出場をきめた日、ヤクザの息子は退部すべきという意見がPTAから出、政は健のため、ヤクザの足を洗おうとして殺されてしまう。健は父の死に逆上して仇を刺してしまった。二年後、刑を終えた健はグレようとするところを、加代のはげましでメッツにテスト生として入団して立ち直ったのだ。一方“南の虎”阿蘇高校の強打者、王島大介は甲子園で優勝をさらい、タイガースに入団して活躍していた。“北の狼”と“南の虎”の対決に球場は湧いた。しかし、健は大介に球筋を読まれ痛打を浴びる。“なぜ僕の心が読めるのか”と加代を訪ねる健。そして、加代から二人が双児の兄弟であることを知らされた。
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