女囚101 しゃぶる

劇場公開日

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解説

男にだまされドン底の生活をしている女の前に現われた一人の若者。このつかの間の幸福にすべてを賭け、やがてその短かい一生をとじる薄幸の女を描く。脚本は「檻の中の妖精」の松岡清治、監督も同作の小原宏裕、撮影も同作の水野尾信正がそれぞれ担当。

1977年製作/71分/日本
配給:日活

ストーリー

バー「珠江」のママ・桂木珠江は、風俗嬢からやっとのことで這い上がって、一軒の店を持ったが、それまでの人生は男にだまされ、傷つけられることの連続だった。ある雨の晩、珠江は路地裏で乱暴を受けていた少年を救った。ギターを抱えたまま、うずくまる少年・如月ケンに純粋な男の表情を見た珠江は、優しく自らの熟れた身体を開いていった。どちらからともなく二人は同棲生活をはじめ、珠江にとっては、そんな毎日が初めての歓びでもあり、生きがいでもあった。しかし、それは束の間の幸福であり、珠江の転落への序章でもあった。ある日、彼女の店へ悪徳芸能マネージャーの赤間が訪れて来た。赤間は珠江のケンへの想いを利用して、ケンのレコードを自費出版しようと話を持ちかけ、珠江の全財産をだまし取るが、このことに気づいた珠江は、赤間を殴り殺してしまう。この間、珠江は初めて知った幸福の歓びが崩れていくのを感じた。やがて女刑務所で毎日静かに刑に服する珠江。しかし、そこでは、想像を絶する女だけの性絵巻がくりひろげられていた。そんな中で彼女だけは一人冷めていた。ある日、珠江たちの房に桃子という女が入って来た。老囚マキの目が光った。桃子こそ、マキの夫を奪い彼女の人生を変えた張本人だったのだ。怒り狂うマキを止めたのがボス格の美樹で、二人はことあるごとにいがみあった。そんなある日、ふと見たTVにあのケンの姿が写り、いままでおさえていた募る思いが爆発し、暴れ狂い、自分の気持をおさえられらくなった珠江は、作業場で事故が起きた隙に美樹と二人で脱走した。そして逃げる途中、手錠を切ろうとして工場にしのびこむが、そこで美樹は酔った青年たちに殴り殺されてしまった。珠江は何とか逃げのび、やっとのことでケンのマンションにたどり着き、ケンにすがりつくが、ケンはどことなく冷たかった。今のケンは、自分を売り出すために実業家の令嬢との婚約が決まり、珠江の出現に危機感を感じていたのだ。そして、ケンは、珠江に身体を寄せながら、彼女の首を締めた。信じられないケンの仕打ちに、珠江は悲しみの表情の中で死んでいった。

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