白熱(デッドヒート)(1977)
劇場公開日:1977年5月28日
解説
田中光二の同名小説の映画化。友人を殺した凶悪な車を追い、職も、恋人も捨てて、復讐の旅をする若者を描く。脚本は永原秀一、監督は「東京湾炎上」の石田勝心、撮影は「大空のサムライ」の西垣六郎がそれぞれ担当。
1977年製作/90分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1977年5月28日
ストーリー
新庄卓と亮は、ガソリンスタンドに勤める友人同志で大のカーマニアであった。卓には、恋人の沙智がいた。そんなある夜、三人の乗ったチェリーX-1は、名古屋ナンバーで、通称“幼”と呼ばれる、スカイラインGTと競い合って、破れ去る。その雪辱のため、亮は再度、ファントムに挑戦。しかし逆にいたぶられ、殺されてしまった。卓は、亮の保険金・一千万円で、セリカLBを大改造しファントムと互角以上、いやそれ以上かもしれないと思われるものを作り、沙智の制止もきかず、名古屋のファントムのところへと向った。東名高速で、暴走族“火の鳥”の連中から、ファントムは金沢にいるとの情報を聞きこむ。卓は、琵琶湖で、志田真木と出会い、二人は意気とう合する。金沢についた卓は金沢の暴走族“ゼロファイターズ”と富山の暴走族“阿修羅”の喧嘩の中で、ファントムが、新潟に出没することを知り、新潟めざして北上するのである。そして、新潟の暴走族“シシリアン”の協力を得て、ファントムを発見。ファントムとセリカの凄絶な決闘が開始されるのであった。