世界名作童話 白鳥の王子

劇場公開日:

解説

グリム童話やアンデルセン童話で親しまれている同作をもとにした漫画映画。

1977年製作/62分/日本
原題または英題:The Wild Swans
配給:東映
劇場公開日:1977年3月19日

ストーリー

その大鹿は森の奥深くどこまでも逃げた。わき目もふらず獲物を追いかけたヒルデブランド王は深い森へと迷いこんでしまった。そこへひとりの老婆が現れる。その老婆は王に、グレタという娘を妃にしてくれるなら、道をおしえようと言った。王はその申し出を承諾。王には、今は亡き妃との間に、六人の王子とエリザという姫がいた。王の子供への愛を知ったグレタは、憎しみの炎をもやした。グレタは王子達に魔法の肌着を投げつけ、王子達は白鳥の姿にかわり、グレタはエリザにも投げたが森へ逃してしまった。秋が過ぎ、冬になった頃、エリザはとある洞窟で六羽の白鳥と合った。そして白鳥となった王子達の姿はもとにもどり、兄妹達は喜んだ。しかし、兄達は太陽が沈むともとに戻り、陽が昇ると白鳥になってしまうのであった。兄達はエリザに魔法をとく方法、それは、六年間、一言も話さず、声も出さずにイラ草で六枚の肌着をあむというものであった。エリザは五年間がんばり、ある日、フリードリッヒ王にみそめられ婚約する。しかし、またもグレタ母子に、今流行の悪い病気は、エリザが魔女であると、告げ口され、火あぶりの処刑台に立つはめになってしまう。その時、六羽の白鳥がエリザめがけて飛んで来る。エリザは力いっぱいに六枚の肌着を投げた。やがて、王とエリザの盛大な結婚式が行われた。

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