薔薇と鞭
劇場公開日:1975年3月5日
解説
女が女を飼育する、という異常な世界を描くロマン・ポルノ。脚本は「SEXハイウェイ 女の駐車場」の桂千穂、監督は「制服の処女 男狂い」の遠藤三郎、撮影は「妹」の萩原憲治がそれぞれ担当。
1975年製作/71分/日本
配給:日活
劇場公開日:1975年3月5日
ストーリー
志摩明子は新進女流写真家として注目を浴びている。夫の光夫は高校教師をしているが、売れっ子の明子に何かと劣等感を持っていた。ある夜、目を覚ました明子は、光夫がオナニーにふけっているのを見た。そんな光夫がいとおしくなった明子は、光夫をベッドに引きずり込むが、既に萎えており、性交はできなかった。翌朝、明子は、しばらく一人で考えてみたい、という書き置きを残して家を出た。数日後、光夫が学校から帰ってみると、明子がユキという少女を連れて来ていた。ユキは明子の命令に従順で、まるで生きている人形のようだった。そして、明子はユキをさんざん見せびらかすようにして帰っていった。車の中で、ユキは明子の愛撫で燃え上っていた。数日後、電話で呼び出された光夫は公園に出かけ、明子とユキに会った。そこで光夫は、ユキが以前会った時よりも飼育され、ちょっとした明子の刺激にも感じてしまう姿を見た。明子は、そんなユキを光夫に捧げるために、家を出てから飼育しているのだった。その日が来た。明子はユキを連れて光夫の許にやって来た。そして、ユキに裸になるように命じ、鞭を手にする。何もしないのに、もうユキは濡れている。明子はユキを鎖でしばり上げ、鞭でいじめぬく。光夫もいつしか、明子と一緒になって、ユキをもて遊んでいた。ユキは激しく悶え、光夫は、ついにユキの体の中で果ててしまった……。