鬼輪番

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解説

幼時から苛酷な試練に耐え、選び抜かれた忍者--公儀隠密“鬼輪番”たちの秘術を尽しての敵との死闘を描く。原作は小池一雄・作、やまさき拓味・画の同名劇画。脚本は小川英と石川孝人、監督は「だまされて貰います」の坪島孝、撮影は「夕日くん サラリーマン仁義」の市原康至がそれぞれ担当

1974年製作/86分/日本
配給:東宝

ストーリー

山また山の奥深く、「鬼の森」には、たしかに鬼が棲んでいた。親鬼が五匹、子鬼が五匹、宙を飛び、地を蹴って激しい修業に明け暮れていた。彼らが鬼面をつけた忍者だと見分けられる者はいなかった。五匹の子鬼が成長したとき、親鬼たちは新しい鬼の誕生と引きかえに自らの命を絶った。泰平の世といわれた徳川時代。幕府は、謀叛を企てる大名たちを、秘密裡に壊滅させるために“鬼輪番”という忍者組織を持っていた。「鬼の森」を出た、渦彦、小法師、地虫、吹豆、六地蔵の五人の若者に最初の任務が与えられた。「紀州に不穏な動きあり!」紀州が謀叛を企て、外国の新式銃を大量に調達している、という。そして、紀州には鬼輪狩りと異名をとる切れ者の目付、横笛将監がいる。五人は二手に分けられた。地虫、吹豆、六地蔵は山伏に、女の小法師は遊女に、渦彦はそのヒモに扮した。山伏組は関所を強行突破したが、小法師と渦彦は捕らえられた。里隠れの鬼輪番、玄海が密告したのだ。その玄海が山伏組を案内した武器蔵には、罠が張られており、地虫と吹豆は捕われ、六地蔵は殺された。一方、渦彦は地中に埋められ生死の境をさまよっていた。だが、玄海が秘かに与えた一本の竹筒でかろうじて生き延び、脱出に成功した。玄海は、五人の鬼輪番をことごとく殺したと将監をあざむき、渦彦を救ったのだった。しかし、それに感づいた将監は、小法師を泳がせて、渦彦をおびき出した。銃弾をあびせて二人を噴火口に追い落そうと罠を張った将監。照りつける太陽、吹き上げる地熱。だが、渦彦は、永年鍛えあげた秘術を駆使して将監の息の根を止めた……。

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