女教師 甘い生活

劇場公開日:

解説

一人の女教師を中心に思春期で性に悩む高校生たちの実態を描く。脚本は「女教師 私生活」の安部真理、監督は「色情旅行 香港慕情」の小沼勝、撮影は「(秘)女郎残酷色地獄」の畠中照夫がそれぞれ担当。

1973年製作/73分/日本
配給:日活
劇場公開日:1973年12月5日

ストーリー

高校教諭の三輪るみ子は潔癖性なのか、いまだに独身で結婚のことは考えようともしない。彼女はよく生徒を殴るので、父兄や教頭の横山から再三抗議される。そのるみ子の体罰の被害者は博で、何かというと殴られた。博はるみ子が自転車に乗って登校してくるのに変な興味を持っていて、サドルによる刺激を楽しんでいるのではないか、とかんぐったりしていた。そんな博を見た同級生のキリ子は、ある日、博を人影の少ない教室に誘い入れ、彼を誘惑し、二人は抱き合った。一方、横山は見かけによらず好色で、何度となくるみ子を口説きにかかったが、その度に彼女に断わられてしまった。亡父の命日に帰宅したるみ子に、兄の和夫は結婚を勧めるがるみ子は受け付けない。その夜、床に入ったるみ子の耳に、和夫と義姉の淳子の睦言が耳に入るのでいたたまれなくなり、るみ子は、そっと別の部屋へ移った。数日後、るみ子に不感症云々……という手紙が届けられた。てっきり博の仕業だと思った彼女は、博を呼びつけ問い正すが、博は即座に否定した。その夜、学生時代の友人・れい子のスナックに行ったるみ子は、久し振りに酔いつぶれた。れい子は、学生時代のるみ子のレズ相手だった。酔ったるみ子は、久し振りにと、れい子に抱きついて甘えるが、れい子と同棲中の次郎がそんな女たちを見て興奮した。暗い部屋の中で、三人の異様なからみ合いが展開される。モウロウとした意識の中でるみ子は、歓喜の声を上げ、悶えつづけた。数日後、博はデパートの女性用下着売り場で、ストッキングやブリーフなどを万引きしているるみ子を見て驚き、彼女の後を尾けていった。アパートへ帰ったるみ子が、今盗んで来た下着を身に着けている時に顔を出した博に、驚きながらも部屋に招き入れた。るみ子は博にしがみつくように殴りかかるが、二人がもみ合っているうちに、いつしかるみ子は博を抱きしめていた……。

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