メガゾーン23 PARTII 秘密ください

劇場公開日:

解説

巨大な権力に追われる若者たちが、反撃に出、メガゾーンの秘密を解明するまでを描くSFアニメ。オリジナルビデオ・アニメ劇場公開版。原作・総監修は前作「メガゾーン23」の石黒昇、脚本は同作の星山博之、監督は坂野一郎が担当。主題歌は、宮里久美(「秘密く・だ・さ・い」)。

1986年製作/80分/日本
配給:あいどる
劇場公開日:1986年4月26日

ストーリー

宇宙に漂う胎内の夢幻空間--メガゾーン23にある虚構都市東京。クーデターは成功し、実権をにぎったB・Dにとって、ライトニングをボスとする省吾たちのバイク集団トラッシュは邪魔な存在だ。彼らをとらえようと、今日も軍は網の目を張りめぐらしていた。他方、宇宙空間よりは、強大な敵デザルグの侵略が始まっている。そんな折、ライトニングがかつてこよなく愛したイヴの発するメッセージが電波に流れた。イヴがコンピュータの虚像だと知りつつも、トラッシュの面々は、まだ軍の手に落ちていないイヴを開放するため、総ての鍵であるプロト・ガーランドを目ざす。執拗な軍の追手の前に、トラッシュの面々は傷つき、省吾を愛する由唯も倒れる。そしてデッドヒートの末、省吾はイヴと会う。今、A・D・A・Mがイヴと交信をかわして作動。五百年間、宇宙をさまようメガゾーンは、間もなく崩壊する運命にさらされた。B・Dは人々を宇宙へ逃す一方、押しよせるデザルグと敵対する。やがて、メガゾーンの崩壊が始まった。イヴに命を助けられた由唯や、省吾、ライトニングら傷ついたトラッシュのメンバーは、からくも脱出に成功、緑のおいしげる新天地--地球にたどりつく。彼らの新しい時代が始まろうとしていた……。

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映画レビュー

2.5鮮烈あ・げ・ま・す

2023年2月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

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難しい

美少女×歌×メカの『マクロス』路線で1980年代OVAの名作となった『メガゾーン23』。
その続編。

1980年代の東京は偽りの世界で、本当は巨大都市型宇宙船の中。コンピュータ“バハムート”の管理下。
そのバハムートに反旗を翻した軍。まだ完全掌握とはいかず、以前戦争状態。宇宙からの脅威=デザルグも忍び寄る。
そんな中、AIアイドル・イヴがかつての姿=イヴの亡霊として現れ、ある人物に呼び掛ける。
軍に殺された友人女性の濡れ衣を着せられ、姿を消していた省吾。
友人の暴走族の力を借り、由唯とも再会。呼び掛けに応じて再び姿を現す…。

…姿を現さない。いつまで経っても登場しない。
いや、とっくに登場していた。まるで別人。
前作の『マクロス』チームからスタッフの多くが入れ替わり。キャラデザインを後に『A KITE』などで人気監督になる梅津泰臣が担当。
1980年代のSFアニメ風から劇画タッチのキャラデザインに。
印象がガラリと変わり、本当に別人。さらに省吾は声優も変わり、由唯はグリーンヘアからブロンドに。しかも途中からショートに。
何だか実写で言うと、キャストを変更しての続編みたいな。
やはり当時前作とは違うキャラデザインに賛否の声が上がったらしいが、梅津は名を知らしめるきっかけになったという。

変わったのはキャラデザインだけじゃない。
よりハードSFに。グロい描写もあり。
前作もラブシーンなどアダルトな描写あったが、もっと濃厚に。アニメーションであれほど艶かしいラブシーンも珍しい。
スケールもアップ。前作はあくまでメガゾーン内での攻防だったが、デザルグの攻撃、月防衛システム=ADAMの始動、崩壊するメガゾーン…。
イヴが打ち明ける驚愕の真実。それは哲学的でもあり、人類が500年前に捨てた筈の地球の未来、託された人類の行く末にまで至る。

キャラデザインや作風の変化、なかなか難解ハードで好き嫌いは分かれそう。
一応希望感じさせるラストだが、痛快スッキリとは言い難い。
今回結構小難しかったなぁ…。
でも、イヴの歌声と共に繰り広げられるクライマックスは圧巻。『マクロス 愛・覚えていますか』に引けを取らない。
それも含め、今尚鮮烈。昨今のジャパニメーションの先駆だ。

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近大

4.5メガゾーンの続編!

2020年5月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

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シャーリィーちゃんねる

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