セーラー服 百合族2
劇場公開日:1983年10月14日
解説
夏休みを軽井沢で過ごした二人のレズビアン高校生と級友たちの姿を描くシリーズ第二作。脚本は前作「セーラー服 百合族」と同じく今回も監督を務める那須博之と斎藤博の共同執筆、撮影は「お姉さんの太股」の杉本一海がそれぞれ担当。
1983年製作/69分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1983年10月14日
ストーリー
高校生のクラスメイト・レズであるなおみと美和子は夏休みに、軽井沢でラーメン屋のバイトをすることになった。夜は宿舎で体を重ねるなおみと美和子。ある夜、ディスコに行った二人は、そこで同級生の純子、一平、公夫の三人に出会う。プレイボーイの一平は年上の女と情事に耽っている。ラーメン屋に出入りする中年の酒屋の主人、岩木はなおみに好意を寄せているが、彼女は腹の出たださいオジンなんて相手にしない。しかし、なおみがチンピラに絡まれているとき、助けに入った岩木のひたむきさに彼女は心打たれ、バイクでドライブに出かけ、モーテルに入る。岩木はなおみの若い肉体に接し、感動的に果てる。その頃、出前に出ようとする美和子は、店の前でジープに乗っている男に声をかけられる。男は矢野といい、美和子が軽井沢に着いたとき、道を訪ねたことがある。東大の大学院生である矢野に美和子はなんとなく惹かれ、別荘へついていく。そこには人妻である姉の千代がおり、彼女は満たされない性欲を浮気で満足させているが、なんと、その相手は一平だった。その晩、なおみの体を忘れられない岩木は宿舎を訪ね、そこで再び体を重ねる。怒った美和子は翌日、矢野を訪ね関係を結ぶ。一方、なおみと岩木は泊りがけで温泉に行き、肉欲の日々を送るが、嫉妬する美和子が岩木の妻に二人のことを告げる。二人の泊る宿に岩木の妻から替えの下着が届けられると、なおみは別れる決心をする。数日後、一平は浮気がバレそうになり千代に追い出される。なおみも、美和子に紹介された矢野に声をかけられ、郊外に連れ出されると強引に犯される。「一度レイプをしてみたかった」と言い捨て、矢野は彼女を残して去っていく。その頃、街では夏の終りを告げるパーティが催されており、美和子はディスコの奥の部屋で矢野と体を重ねていた。そこへ、なおみがやっとの思いで辿り着くと、矢野の頬を叩き、美和子に全てを話す。否定する矢野。二人の間で悩む美和子は、なおみの言葉を信じ、矢野をバッグで叩くと、彼に渡たそうとしたラブレターを破りすてた。翌朝、憧れの軽井沢で一夏を過ごした同級生五人組はヒッチハイクで東京に出発した。それぞれの胸にはしっかりと夏の思い出がきざまれている。