ポルノ女優志願
劇場公開日:1983年4月15日
解説
裏ビデオのスターと同時に本物の映画にもデビューしてしまうエスコートガールの姿を描く。脚本は「セクシー・ドール 阿部定3世」の佐伯俊道、監督は「OH! タカラヅカ」の小原宏裕、撮影は「お姉さんの太股」の杉本一海がそれぞれ担当。
1983年製作/68分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1983年4月15日
ストーリー
二十二歳の兵藤霧子は初体験以外、金ぬきのセックスの経験は無く、今は電話一本でデートの相手をするエスコートガールをしている。霧子の隣の部屋には、高校時代の同級生で、映画女優を夢見るさなえが住んでおり、オーディションが数日後に控えていた。霧子は電話で呼び出され、指定の喫茶店に行くと、晃一郎というナヨナヨした青年がいた。霧子は一瞬ムッとするが、晃一郎が童貞と知ると、姉御肌の彼女は優しくセックスのイロハを教え始める。しかし、晃一郎はインサートする前にあえなく噴出してしまう。日曜日の原宿。青空ディスコで賑わう中を歩いていた霧子は、右翼の街頭演説の傍に戦闘服を着た晃一郎を見つけた。霧子が声をかけると、彼は恥ずかしそうに下を向いてしまう。翌日、霧子は晃一郎に呼びだされ、喫茶店に行くと、彼と一緒に毛利という男がいた。毛利は霧子に裏ビデオに出ないかともちかけると、彼女はちょっと迷うが、ギャラがいいので引き受けてしまう。霧子が裏ビデオの撮影を終えてアパートに帰ると、さなえがオーディションに一緒に行ってほしいと言う。さなえに付いていった霧子は、ひょんなことから面接を受けるはめになり、トントン拍子でオーディションに合格してしまった。いよいよ霧子主演の映画が公開される。時を同じくして裏ビデオも爆発的な人気を集め始める。週刊誌では霧子のことを大々的に取り上げ、彼女はスキャンダル女優として大評判となった。しかし、霧子はそんなことを気にする様子もなく楽しそうに撮影所に入っていくのだった。