ラ・ボエーム(1935)

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解説

「男は神に非ず」、「描かれた人生」のガートルード・ローレンスと「舞台裏の戦慄」、「勝利の朝」のダグラス・フェアバンクス・ジュニアとが主演する映画で、「レッド・ワゴン」、「花咲く頃」のポール・L・スタインが監督したもの。ミュルジェの『ラ・ボエーム』に基づいてポール・メルツバックがストーリーを書卸し、クリフォード・グレイ、ジャック・デイヴィス・ジュニア及びデニス・ウォルドックが協力して脚本を執筆して台詞を書いた。撮影は「レッド・ワゴン」のジャック・コックスの担当で、音楽はプッチィニのオペラ曲に加えて「花咲く頃」のG・H・クラッサムが新曲を書卸した。助演者は「間諜」「シュヴァリエの放浪児」のオースティン・トレヴァー、ダイアナ・ナピア、ハロルド・ウォレンダー、キャロル・グットナー、「レッド・ワゴン」のポール・グレーツ等である。

1935年製作/94分/イギリス
原題:Mimi La Vie De Boheme

ストーリー

貧しい生活に苦しみながらも、若き情熱に満ちた詩人ロドルフは、芸術の道に精進していた。彼はミミという娘を愛した。ミミは初恋に破れて不幸な運命を歩いて来た女であったが、ロドルフの純情にほだされて二人は楽しい同居の生活に這入った。ロドルフは仲間のボヘミアン達の生活を描いた脚本を書いた。そしてそれは厳選の結果、国立劇場で上演されることになった。ロドルフの友人達は祝盃を挙げて彼の成功を祝した。しかし無名の彼を励ましてこの脚本を書かせたのは何よりもミミの力によるのであった。だがこの時、ミミは過去の不幸な生活の疲れに襲われ、哀れにも胸の病いが篤くなっていた。彼女はロドルフの輝かしい門出を見ると、自分が居ては彼の将来を邪魔するばかりだと思い、ロドルフには何も云わずに秘かに何処かへ姿を消した。ロドルフの歎きは大きかった。彼は一時失望の淵に落ち込んだが、国立劇場の上演は大成功裡に終わり、いよいよロドルフは一躍して一流作家の列に這入った。その頃ミミはロドルフの面影を抱いたまま、廻り来る春も待たで淋しく散って行った。

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