花嫁人形

解説

戦後のドイツ国民の考えを知るに適当な風刺劇で、女の数が多く成り、男は軍人にも成れない程な弱虫ばかりと成るとして、骨を刺す皮肉が劇の仮面の下に示されて居る、主役は新顔のオッシ・オスヴァルダ嬢で、ヘルマン・ティーミッヒ氏が相手である。出て来る人々の役名が全部フランスやイタリアの姓名なのも一種の皮肉であろう。無声。

1919年製作/48分/ドイツ
原題:The Doll Die Puppe

ストーリー

シャテレル男爵は子供が死亡したため、虚弱にて軍人に成らずして生き残れる甥ランスロを仕方なく後継者と定め、配偶者を物色した所、応募の女は多数あったが、ランスロは女を怖れ寺院に逃げ込み、男尼と成って一生を送ろうとした。しかるに神に仕える身の僧が入智恵で、人間同様の動作をする人形と形式的に結婚し、男爵の遺産を貰い受け様とした。ランスロが買い取った人形は、人形屋の小僧の過ちを救わんとするその家の娘オッシが成りすまして居た為自然其処に滑稽を生じ、遂にランスロとオッシとは正式に結婚する。

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