荒野のみな殺し

劇場公開日:

解説

R・S・ウォレンとウィリー・リーガンの共同脚本をジョゼフ・ウォレンが監督した西部劇。撮影はステファン・サンター、音楽はアレクサンドル・デレヴィトスキーが担当。出演はジャック・スチュアート、ダン・ヴァディス、ジア・アーレンほか。製作はウィリー・リーガン。イーストマンカラー、ガースコープ。

1966年製作/イタリア
原題:Deguejo
配給:NCC
劇場公開日:1967年2月25日

ストーリー

メキシコに近いアメリカ西部の小さな農場に、かつて南軍の将校だったデイビット老人が、息子のノーマン(J・スチュアート)と暮していた。ある日農場へ老人の旧友サムが重傷を負って転がり込み、「クック大佐を助けに行け!」と言ってこと切れた。そこへサムを追ってきたらしい覆面の二人の男が、デイビット老人を連れ去ろうとした。老人が抵抗して殺されたのを見たノーマンは手練の早業で二人を倒した。ノーマンはクック大佐捜索のため、父の戦友フランクと南北戦争の時部隊長だったローガンに協力を頼み、レインジャー・シティへ行った。途中三人はウィスキー行商人のフォーランを助け、行動をともにした。町へ着いてみると、男たちの姿はなく、おびえきった女や子供ばかりであった。四人はジェニー(G・アーレン)という酒場の女主人から、メキシコ人ラモン(D・ヴァディス)を頭とする山賊の一団が町を襲い、男たちを人質として連れ去ったことを聞いた。クック大佐もその一人だった。ノーマンはラモンのところから帰ってきたロージーという女からラモンの隠れ家を教わると、一味が再び町を襲撃した隙にクック大佐を助けた。大佐の保管しているはずの南軍の資金十万ドルを狙っていたラモンは、夜明けまでに大佐の財宝を渡さなければ町の者を皆殺しにすると通告した。翌朝の戦闘は残酷だった。その最中、ジェニーは密かに奪った十万ドルの持ち逃げをはかったが、フォーラン、実は政府から十万ドル回収のために派遣された男、に発見された。ラモンはこの二人を射った。ノーマンは壮烈な一騎打の末、父の仇ラモンを討った。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.5タイトルにほとんど偽りなし。(まあ、微妙ですが・・・)

2021年1月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

マカロニウエスタン黄金期の作品。しかし、音楽の使い方、っていうか楽曲自体が古くさい感じで、66年製作なんだが、50年代の映画に思えてしまう。カメラの彩色とかも古い感じ。
お話は南北戦争のどさくさにまぎれて武器購入資金である金が終戦後も残っている情報を嗅ぎ付けたメキシコ人の盗賊ラモンは元南部の大佐を監禁し、その在処を聞き出そうとしていた。
それを当時の戦友に伝えようとした男が、その戦友の前で息を引き取る。そして追っ手の2人組に戦友さえも殺される。彼の息子ノーマン(ジャック・スチュアート)はその真相を知りたく、父と共に戦った男2人と大佐の消息を辿るのだが・・・・

ストーリーは後半次々と謎が判明し、どんでん返しもあり面白いのだが、主演のジャック・スチュアートは地味で華が無い。演出も凡庸と言うか・・・クライマックスの大銃撃戦も唯一派手で高揚するシーンだが、もう少しカット割とか編集とかでスピーディーなアクションに仕上げられなかったのかなぁ〜。と素人が生意気な事を言ってしまうが、本当にそう思う。惜しい。

まあ、マカロニウエスタン贔屓の自分は十分楽しめたけどね。

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