劇場公開日 1967年2月25日

「タイトルにほとんど偽りなし。(まあ、微妙ですが・・・)」荒野のみな殺し colt45SAAさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5タイトルにほとんど偽りなし。(まあ、微妙ですが・・・)

2021年1月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

マカロニウエスタン黄金期の作品。しかし、音楽の使い方、っていうか楽曲自体が古くさい感じで、66年製作なんだが、50年代の映画に思えてしまう。カメラの彩色とかも古い感じ。
お話は南北戦争のどさくさにまぎれて武器購入資金である金が終戦後も残っている情報を嗅ぎ付けたメキシコ人の盗賊ラモンは元南部の大佐を監禁し、その在処を聞き出そうとしていた。
それを当時の戦友に伝えようとした男が、その戦友の前で息を引き取る。そして追っ手の2人組に戦友さえも殺される。彼の息子ノーマン(ジャック・スチュアート)はその真相を知りたく、父と共に戦った男2人と大佐の消息を辿るのだが・・・・

ストーリーは後半次々と謎が判明し、どんでん返しもあり面白いのだが、主演のジャック・スチュアートは地味で華が無い。演出も凡庸と言うか・・・クライマックスの大銃撃戦も唯一派手で高揚するシーンだが、もう少しカット割とか編集とかでスピーディーなアクションに仕上げられなかったのかなぁ〜。と素人が生意気な事を言ってしまうが、本当にそう思う。惜しい。

まあ、マカロニウエスタン贔屓の自分は十分楽しめたけどね。

colt45SAA