大諜報作戦

劇場公開日:

解説

ロベール・トマとピエール・ガスパール・ユイの共同脚本を「シエラザード」のピエール・ガスパール・ユイが監督したアクションもの。撮影はセシリオ・パニアグア、音楽はアンドレ・オッセンが担当した。出演は「シエラザード」のジェラール・バレー、エリザ・モンテ、ジュヌヴィエーヴ・グラ、ヒルデガード・ネフ(ヒルデガルド・クネフ)、クラウディオ・ゴーラなど。黒白・フランスコープ。

1964年製作/フランス
原題:Alerte a Gibraltar
配給:ヘラルド
劇場公開日:1965年6月18日

ストーリー

ジブラルタルに向かう英国輸送船が原因不明の爆発事故で次々と沈没するという事件が起った。その頃、タンジールのカジノで英軍中尉ジャックソン(ジェラール・バレー)は負け続け、多額の借金を負っていた。彼が親しいフラメンコの踊り子ローラ(エリザ・モンテ)に相談すると、軍の機密を売れとそそのかされた。怒った彼に、ローラは自分の指輪をさし出した。彼が去った後、隣室から現われ、ローラに上等の指輪を与えたのは、エリノアだった。彼女こそスパイ団の首領であり、カジノでジャックソンをあやつり、彼を窮地に陥し入れた張本人だった。ジャックソンは再度のカードにも負け、ついに軍の機密を盗みだした。すぐに捕えられたものの彼は脱走し、ローラのもとに身をよせ、スパイ団に入り見事な働きをみせた。しかし、彼の本当の目的は、スパイ団がいかなる方法で英国船を爆破しているかを知ることだった。彼はエリノアがセールスマンに渡している不良化粧品に目をつけた。調べてみると、石炭状の爆薬が入っていた。その頃英国船ロンドン号が出航していた。彼は船を救うべく働いたが裏切りが露見し、隠れ家に連行された。その時、警官隊が隠れ家を包囲した。エリノアにあやつられてはいたが、心からジャソクソンを愛していたローラが急報したのだ。激しい射ち合いの末、スパイ団は全滅したが、ローラも射たれ息をひきとった。ロンドン号の沈没は救われ、ジャックソンは軍復帰を許された。

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